学校ブログ

1月17日(月)数学「図形パズル」

1月17日 この日3年生の1クラスでは「三平方の定理」を理解するために、図形でパズルをしていました。

 

配られた図形を線の通りに切って・・・(2つの正方形を線の通りに切ります)

みんな真剣に、もくもくと線の通りに切っています・・・(おしゃべりもなしです)

切った図形をすべて使ってパズルのように組み立てます。「こっちむき?こうすればできるかな?」

無事にパーツすべてを使って、一つの正方形にすることができました!

生徒に感想を聞いてみると、楽しかったそうです。

計算をするだけでなく、実際につくってみると、より学びが深まったようでした。

1月14日(金) 道徳 国際理解「その子の世界、私の世界~世界の子供たちの状況を知る~」

1月14日 この日、4時間目は全クラスが道徳でした。

3年生の1クラスでは、4時間目までに7枚のイラストから自分が気になるものを選んでおくように言われました。

世界の子供たちの写真の一部だけのイラストです。

同じイラストを選んだ人同士でグループを組みます。

このイラストの隠れているところはどんなイラストが続いているのか、グループで話し合います。

先生から、全体の写真が配られました。少年兵の写真や児童労働、地雷教育を受けている子供、スモーキーマウンテンで子育てをしている少女の写真など、目をそむけたくなるような写真です。

生徒たちも「予想してた通りだけどつらいな」「よくみると悲しそうな顔をしてる」と、言いながら悲しそうな顔でした。そこから感じ取ったことをグループで話し合います。

次に、発表します。他のグループはフルの写真をここで初めてみました。どの国の写真のときも、みんながつらい、でも目を背けてはいけないと、他のグループの発表を一生懸命に聞いていました。

発表がすべて終わると先生から「では、この現状を知って、自分にできることはなにか、考えてください」と言われました。

「ちゃんとしたところに募金をする」「ボランティアにもっとたくさん参加する」「たくさん知って、他の人にも伝えて、もっと大きな力にする」などさまざまな意見がでました。

じつは陽春の生徒たちは休みの日に有志で、ユニセフのボランティアに参加しています。

陽春分校にはこの写真にのっている国からきた生徒もいます。クラス全体が他人事ではなく、自分でもできることはないか、それぞれが自分の国のことのように一生懸命に考えていました。

深く考えている姿が、「道徳」の授業らしい姿だなあ、と思いました。

 

1月13日(木)さまざまな感染症対策

1月13日 今回は、学校で行っている感染症対策の一部を紹介します。

まず、登校して校舎に入るときに検温と消毒をします。

夜の学校なので、朝体温を測ってきていても、学校にくるまでに体温が上がってしまっていないか、学校にきたときの体温がわかるので安心です。

 

3年生は人数が多く授業は分けていますが、始まりの会と終わりの会は一斉です。

そのためできるだけ机の距離を離し、教室の仕切りをはずして2つの教室を使い、面積を広くとっています。

授業で2つの教室を使う必要があるときは・・・

可動式の仕切りで分けます。生徒さんたちが手伝ってくれています。

 

卒業式の歌が「Believe」という曲に決まりました。歌の練習をしたいのですが、みんなで歌うというのは厳しいようなので・・・

1列ずつ窓の方をむいてあまり大きな声をださないように練習しています。もちろん換気もばっちりです。

 

今回ご紹介できたのは学校内の感染症対策のほんの一部に過ぎませんが、先生たちはみなさんが安心して学校に通えるよう、たくさん考えています。みなさんも「手洗い・マスク・換気」をしっかりとして、感染症を防ぎましょう。

 

1月12日(水)校長会テストと3年生の授業

1月12日 この日は校長会テストが行われました。受験をする人は11:40分集合で、いつもよりも6時間近く早い登校でした。

3年生は受験前最後のテストなので、今年高校へ進学する人たちはほとんどこのテストを受けていました。

一生懸命問題を解いています。テストの様子を聞いたら「むずかしかった~」「つかれたー」と言っていました。でも、テストの緊張感から解放されて、少しほっとした様子でした。おつかれさまでした。

 

今回は3年生の長い1日の様子を追ってみました。テストが終わって少し休憩したらすぐ授業です。

3年生の1クラスは1時間目が理科でした。

テストを受けたことでばてていないかなと心配でしたが、モニターでオリオン座を見ると「校外学習のプラネタリウムででみたよね」と、笑いながら話していました。元気そうでよかったです。

角度の問題が入った問題があって「え、、、理科なのに数学・・・?」と少し大変そうな表情をしていました。

でも、ところどころ面白い解答などがあって、笑いが何度も起きていて、和やかな良い雰囲気でした。

 

2時間目は数学だったようです。「三平方の定理」の学習で、「図形」を切って組み立ててたりしたそうです。

 

3時間目は体育と美術がありました。

まずは体育です。

テストがあったのでいつもより早く活動していたから眠くなってないかしらと見に行くと・・・

あいかわらずラジオ体操が上手でした。シャキッとかっこいいです。

ひさしぶりの体育なので、体をほぐすためにもいつもより多めに準備体操をしていました。

まずはボールの感覚を思い出すために、ペアで投げあいをします。最初は前方向に。

そして後ろ方向にパスも。

「腕だけの動きではなく、全身を使ってボールを送り出しましょう。その方が、全身の運動とストレッチになります。腰が痛い人は無理しないでくださいね」と、先生から指示がありました。

陽春にはさまざまな年齢の人がいて、普段から運動をしている人ばかりではありません。せっかく体育をするのなら、無理せず、できる範囲で体に良いことをしようと先生たちは考えています。

オーバーハンドパスとアンダーハンドパスの復習です。しばらく期間があいてしまいましたが・・・

しっかりと腰を落としてパスしていました。みなさんいい動きです。

 

次に美術です。

「立体絵画」が終わった人は木の板を彫刻刀で削るというのをしました。

どこを削ったかわかるように板にチョークで色をつけてから彫るんだそうです。

なんのために木を彫っているのかはまた後日、ブログで紹介しますね。

 

ついに帰りの会です。いつもより長い1日が終わろうとしていましたが、

最後までニコニコと元気にすごしていました。

長い1日おつかれさまでした。

1月11日(火)「今年もよろしくお願いします」&始業式&今年の1字

1月11日 冬休みも終わり、新学期が始まりました。私は皆さんが登校してくるのをエントランスで待っていると、生徒さんたちがそれぞれ足をとめて、「今年もよろしくお願いします」と声をかけてくれました。日本で生まれ育っていない生徒さんでも日本式の挨拶をしてくれました。みなさんの元気な様子がみれてうれしかったです。

始まりの会の様子をみにいくと・・・

それぞれの出身の国のことばで「あけましておめでとう」を書いていました。

カタカナで読み仮名をつけて、みんなでよんでいました。

お手本の人が先に読んでまねをしますが、パシュート語などスピーディな発声のもののときはお手本のまねが難しそうでした。すかさず、周囲の生徒が「はやいよ~」と声を上げると、みんな爆笑していました。明るい新学期の始まりでした。

1時間目は始業式です。

「礼」で始まり、「礼」で終わります。ビシッと決まった「礼」がかっこいいです。

始業式が終わったらクラスで学活でした。3年生は「今年の1字」を書いていました。自分の今の気持ちを誰に、どんな気持ちを伝えたいか、漢字1字で、きれいな紙に書きました。

昔の漢字で書いている人がいたり・・・

辞書を使って気持ちを表す漢字を調べたりと、みんな一生懸命でした。

墨を使って清書します。習字道具は久しぶりなので、たくさん練習をしている人がいて・・・

一方で思い切りよく一筆で決める人がいたりと・・・

それぞれのらしさがでていて面白かったです。

もう一つのクラスも同じように書いていました。

どれも思いがこもった良い1字です。

新学期も楽しく元気に皆さんらしくすごしましょう!

 

12月23日(木) 終業式とステキな飾り

12月23日 この日は終業式でした。

教頭先生からのお話です。みなさん真剣に耳を傾けています。

「変」という字を掲示してのお話です。少しでも良い変化をして新学期に会えるのを楽しみにしていますという内容でした。

校歌も歌いました。全校で歌うのは初めてのことです。指揮も生徒です。上手に歌えていました。

最後に教室に戻って、今年最後の帰りの会です。みなさんで元気よく「メリークリスマス~&よいおとしを~!」といってお別れしていました。年の瀬も明るい生徒のみなさんでした。

 

数日をかけて、陽春分校の中で生徒のみなさんが、さまざまな飾りをしてくれました。

葉ボタンは、園芸が得意な先生が陽春分校で育てたものです。とてもきれいに咲きました。せっかくなので一緒に生けてもらいました。

飾りはオリジナルで作成しているので、どれもユニークで、みなさんのセンスが光り輝いていました。

しばらく学校はお休みですが、風邪や事故、コロナ感染にも気をつけて、1月11日、元気にお会いしましょう!

みなさん、メリークリスマス~&よいおとしを~!

 

12月22日(水)1・2年合同「百人一首大会」大掃除・集会

12月22日 この日は普段とは少し違うイベントが盛りだくさんの1日でした。

まず1時間目、1年生と2年生は合同で「百人一首大会」を開催しました。

「これかな?」「こっちじゃない?」「こっちにはないよ~」「先生、もう一回読んでください!」と、和気あいあいと他学年との交流を楽しんでいました。

 

2時間目は大掃除です。今回は大掃除なので、普段しないところも掃除をしました。

さすが陽春の人たちです。お掃除がとても上手で、ほんとうに隅々まできれいにしていました。

 

3時間目は全校で集会です。

まず、生徒会の任命式がありました。

ビシッと良い姿勢で、すてきでした。

そのまま生徒集会です。まず、副会長から以前行われた「赤い羽根共同募金」についての報告がありました。

生徒会長からの話です。

司会も生徒会副会長です。

役員選挙以来、初めてみなさんの前にでて、お話しをする機会でした。少し緊張しているのが伝わってきましたが、立派にやり遂げました。

そのあとは、先生から交通安全の話をしてもらいました。自転車を実際に使っての説明です。

最後に「社会科マップコンテスト」と「川口こども造形展」の表彰がありました。

表彰者には大きな大きな拍手が送られていました。

表彰されなかった人たちの作品もどれも素敵なものでしたから、表彰者は特に素晴らしい作品だったと思います。

おめでとうございました!

12月21日(火)3年道徳「いつわりのバイオリン」

12月21日 この日の3時間目、3年生は道徳でした。「いつわりのバイオリン」というお話です。

まず、先生から「この音楽を聴いて~」と言われ、耳をすまします。バイオリンの音が響きわたります。

「さて、今日はこのバイオリンに関する話ですが、演奏している人ではなく作る人のお話です」と説明されました。

 

有名なバイオリン作りで、師匠であるフランクとその弟子ロビンの話です。

ある日、有名な演奏家から、バイオリンを売ってほしいといわれたフランク。自分の満足のいく作品はすでに売れてしまって、満足のいく作品は期日までに作れるかもしれないし、作れないかもしれない状況です。

先生から「この場合みなさんがフランクならどうしますか?引き受ける人!」と問われ・・・

引き受けると答えた人が結構いました。「でも、期日までに納得いく作品ができるかどうかわからないよ?」と言われ、手元には、優秀な弟子のロビンが作ったバイオリンがあります。そこで「ロビンのを紹介します。」という意見がでました。「演奏家は有名なバイオリン作りの、フランクの作品がほしいっていってるけど・・・」と先生は話しました。

結局、フランクは仕事を引き受けて期日までに作り上げましたが、期日の日の朝弾いてみると、自分が作ったバイオリンの音色は満足のいくものではありませんでした。フランクは「困った、どうしよう」と追い詰められていきます。そのとき、ロビンの作ったいい音色の出すバイオリンが目に入り・・・

察しの良い生徒のみなさんから「先生だめ!それだけは!」と・・・

「あー!!」

ロビンのネームシールを剥がして、自分のフランクシールをはってしまいました。

フランクは、ロビンの作品を自分のものとして売ってしまったのでした。みなさんは悲しそうな顔になりました。

ロビンのバイオリンを渡された演奏家は、素晴らしい演奏会を行い大成功を収めました。そして、バイオリンを作ったフランクも賞賛され、たくさんのお金が手に入りました。しかし、フランクは、その後元気がなくなってしまいました。そんな元気のないフランクを見た弟子たちは、次第にフランクの元を離れていきました。(フランクのイラストを折り曲げることで、元気がない感じを表現しています)

「では、フランクはどうすれば元気を取り戻すことができると思いますか?近くの人と相談してみてね」と言われ

手を挙げて意見を言います。

「世間に本当のことを言う」「ロビンにまずあやまる」「もう一つ良いものを作って新しいものをわたす」

 「ロビンがどう思っているかわからないからまずはロビンと話す」など、いろいろな意見が出ました。

最後に先生から、数カ国語に翻訳されたプリントが配られました。

ロビンからフランクにあてた手紙です。憧れのフランクのもとで修行できたのは生涯の宝であり、今でもバイオリンを作っているが、フランクを超える作品は作れないと・・・

うんうんとうなづきながら生徒全員がきいています。

ロビンの気持ちを知れて、みなさん少し安心したようです。

ハラハラしたり、悲しそうだったり、安心したり、感情豊かなみなさんの様子が良かったです。

さて、この日の道徳のテーマは「よりよく生きる喜び」でした。

フランクとロビンの生き様を通して、皆さんがテーマについて考えられていたら良いと思いました。

12月20日(月)技術「スタンド完成間近!!」

12月20日 この日から3時間授業になりました。3年生の1クラスは最後の技術の授業でした。

このクラスは、3時間連続技術の授業でした。私は2時間目に訪れてみました。

3時間目には完成させなくてはいけないこともあり、

完成間近の人はおちついて、もう少し時間がかかりそうな人は急いで作っていました。

やすりをていねいにかけたり・・・

ニスをぬったり・・・

釘を打つポイントをきりであけたり・・・

釘を打って組み立てたり・・・

ニスを塗って乾かしている間に、アドバイスして手伝ってあげたり・・・

板を押さえる手伝いをしてあげたりしていました。

「手伝って」と言わなくても、自然と困ってる人を助けてフォローしていました。どのクラスも優しい人たちばかりですが、それが随所に見られた技術の時間でした。

いつもは、周りに集まって暖まるのに大人気のストーブですが、技術ではニスを乾かすのに大人気でした。

12月17日(金)校外学習「プラネタリウム」

12月17日 この日、全学年で川口市立科学館にある「プラネタリウム」に校外学習として行ってきました。

現地集合なので、徐々に集まってきます。先生が作ってくれた、この日見る予定のプログラムのチラシを多言語化したものを受け取り、ワクワクしながら集合時間を待っています。みなさん遅刻しないようにと早めにきていて素晴らしかったです。

「集合~!」の声がかかりました。水上自然教室の教訓をいかして、2列ずつ整列します。

いよいよプラネタリウムに入ります。まずは入り口で検温して・・・

OKなら消毒して・・・

入場です。プラネタリウムの方から、「どこからでも見えますが、おすすめは後ろの方です」と言われて、誘い合って、「ここあいてるよ~、おいでおいで」と仲良く座っていました。

座席がリクライニングすることがわかり、快適さに「いいね~」と言っていました。

さて、プラネタリウムが始まりました。ここから写真は禁止なので、みなさんの反応を文で伝えさせていただきます。

まずは、川口の現在の時間に合わせた空が映し出されています。夜、6時半頃なので月や星がみえましたが、みなさんの反応が一番良かったのは、木星が紹介され拡大したときです。

以前からお伝えしている通り、陽春分校では不定期で、天体に詳しい先生と、空を望遠鏡でみることがあり、木星もみたことがありました。それを覚えていた人たちは「あ!木星!みたことある~いつもよりもっとどアップだ」と反応していました。

周りの電気がなかったとして、星がどれくらいみえるかと、会場が真っ暗になったとき、みなさんから「おぉ~」と、期待感が伝わってきました。明かりさえなければ、この川口でも見られるいろいろな星座を詳しく教えていただきました。

その後は、上映プログラム「アポロストーリー 月への挑戦」をみました。アポロ計画に携わった人や、できごとの物語です。

みなさん静かにみていました。終了して会場をでると・・・

お話がつきないようでした。とくに印象的だったのは、「アポロ計画に携わった、数学者の女性チーム素敵だったな」という意見です。パソコンもない時代に軌道計算を手で行った数学者たちを素直に賞賛していました。

みなさん口々に「楽しかった~」「勉強になったな」と言っていました。充実した校外学習になって良かったです。

 

12月16日(木)英語「リテリング」

12月16日 この日ALTの先生が来るのが今学期最後でした。英語の授業は「リテリング」でした。

「リテリング」とは英語の文を読んだあと、原稿をみないで、自分の言葉に直して他の人に伝える活動です。

まずは、ALTの先生と「How are you?」「I'm good!!」「Oh! Nice」とごあいさつから。

先生からイラストの紹介です。

もしかして、すぐ発表・・・?という緊張感が漂いましたが・・・

ペアで練習の時間をもらえてほっとしていました。

さて、いよいよ発表です。

教科書で読んだ内容をそのまま暗記して発表するわけでなく、絵をみながら自分の言葉で相手に伝えなくてはいけないので大変です。

ところどころつっかえてしまっても、緊張して忘れてしまっても、みなさんやりきりました。

ALTの先生から「アイコンタクトがしっかりできていたのがよかった」「笑顔がすばらしい」など必ずほめてもらっていました。

ちょっと失敗しちゃった・・・という表情の人もいましたが、発表が終わった後、みんなに拍手をもらって、先生にもほめられて、「にこっ」としていたのがとても良かったです。

12月15日(水)音楽 箏「さくらさくら」

12月15日 この日の3年生の音楽は、今学期最後でした。3年間箏を学習した人もいるので、集大成という感じがします。今回は「さくらさくら」を演奏します。「さくらさくら」は初めて習います。

まずは1フレーズずつ。声に出して楽譜をよみます。

箏を弾きたい気持ちをぐっとこらえて、先生のお手本からです。

先生の周りに集まって音をよくきき、手・指の動きをしっかりと見ます。

次に各々練習タイムです。(みなさんは1回目と比べると、箏に対して斜めにかまえられるようになっています)

できるようになったら、先生にアピールして検定を受けます。

合格したら、「ミニ先生」になり、まだできていない人に教えに行きます。

どの「ミニ先生」も「教え子」が合格するように、一緒に「七・七・八~♪」と歌いながら力の入った熱心な指導をしてくれています。

「さーとォも(里も)」のところは「七-八七六-」と1拍の中2つ音を入れなくてはいけなので苦戦していた人が多かったです。「ミニ先生」が手を使ってリズムを教えています。

キーボードのときから登場した「ミニ先生」制度、教える方も、教わる方も良い学習になっていて、とても良い雰囲気でした。 

12月14日(火)体育「ソフトバレーボール」

12月14日 この日の体育は3年生、ライオンもうさぎもソフトバレーボールをしています。

ネット張りもみんなで準備します。

授業の回数を重ねるにつれ、みなさんどんどん上達しています。下の写真は、ライオングループの様子です。

ペアでレシーブの練習をしてから試合をしました。みなさん、一生懸命ボールを追いかけているので、写真が残像ばかりになってしまいました・・・

うさぎグループの様子です。こちらもレシーブ練習をしてから・・・(躍動感がすばらしいです)

4人でレシーブで続ける、ラリーの練習です。目標は10回続けることです!

ここからは見学の生徒さんがチームメイトの頑張っている姿を収めようと、写真をとってまわってくれました。

みなさんしっかりとボールをみています。以下は試合の風景です。

写真をとってくれた生徒さんが「動きが速いから写真をとるのがむずかしかった~」と、言っていました。

みなさん一生懸命にボールを追いかけていたからですね。たくさんの残像の写真が逆に良い感じがします。

授業後、生徒さんから「みてみて~」と言われてみてみると・・・(少し痛そうなので苦手な人は閲覧注意です) 

腕が赤くなっていました。「頑張ったからだね~」と言い合っていました。その通りだと思います。

授業に一生懸命な姿がこんなところからもよくわかりました。

12月13日(月)3年総合 それぞれの発表準備

12月13日 この日は3年生の総合がありました。体育と交代でしているので、3年のうさぎグループです。

以前、ブログで紹介しました、らいおんグループと違って、発表スタイルは手書きが人気です。

各々が発表にむけて準備しています。

のりで貼って、しっかりと乾かしている人がいたり・・・

レイアウトを考えたり・・・

クラスメイトの国のことを調べて書いている人がいたり・・・

本やタブレットを使って調べたりしている人がいました。

どれも入念な準備と調査、よりわかりやすく伝わるように発表資料を作っていました。

完成して発表の日が楽しみです。

 

空が澄んでいて、星や月がきれいにみえました。

12月10日(金) 3年道徳「幸せとは?」

12月10日 この日から3年生は道徳です。3年生の1クラスでは、「幸せ」について考えていました。

先生から紙が2枚配られて、「幸せだとおもうときはどんなときか」「その幸せのためにはなにが必要か」書くように言われました。グループで考えます。たくさん意見を出します。

ホワイトボードに貼って、意見をシェアします。「あー、それ、私も幸せと感じる!」と、幸せだと感じることがたくさんあって書き切れなかった人もいたようです。

先生が、一人の青年の話を読み上げます。

これは、ある医師の実話をもとにした、さだまさしさんの「風に立つライオン」の内容です。

医者として夢であった、アフリカに派遣された主人公が日本にいる元恋人にむけて送った手紙の話です。

主人公は危険な地域で、毎日働き、薬や施設も十分ではなく、つらいこともたくさんあるが、幸せだといいます。

「では、なぜ、この青年は幸せだと思ったのでしょう?」と先生から聞かれ、考えて意見を書きます。

日本語で十分に思いが伝えられなくても、なんとか書き出して、自分の気持ちを伝えます。

幸せのかたちや、幸せだと思うことは人それぞれで、また、夢も人それぞれであるということがわかりました。

幸せについて話あっているにこにこ顔が、みなさんすてきでした。

 

12月9日(木)3年生理科「地球の自転」

12月9日 3年生は大きな地球儀を使って「地球の自転」について学習していました。

まずは、「地球はどっち方向にまわってる?」と聞かれました。

先生が地球になって回っています。(思わずみなさんにっこりと笑顔になっていました)

「昼と夜があるのはなんで?」(ライトを太陽にみたてて、地球を照らします)

「太陽が東から出て西に沈むから?」「そうだけど、それだと太陽が動いているか、地球が動いているからかはわからないよね」「だから昔は太陽は太陽が動いていると思われていたけど、今は地球が動いているからというのがわかったんだよ」と、質問、応答を繰り返しながら、地球儀とライトを使って照らされている部分を確認します。

「では、どれくらいのスピードで地球の周り(赤道)を回っているでしょうか」と質問され・・・

時速の計算です。「わー!数学、、、」と、少し苦戦していましたが、答えをだすことができて安心していました。

先生から「赤道のところと、南極のところでは太陽の出方や動きが違うよ。来週は南極にいって実際にどうか確認してみようか」と言われて「えー!先生寒いよ!」と面白いコールアンドレスポンスで笑いがおきていました。

12月8日(水)3年社会「社会運動」

12月8日 普段日本語の習熟度で2つにわけているクラスですが、この日は全員で社会の授業を受けました。

まずは先生から「みなさんメーデーを知っていますか?」と、聞かれました。

みなさん聞いたことがあるようです。

「では、メーデーは祝日ですか?」と聞かれ、日本人以外はみんなうなづいていました。外国人が多くいるクラスなので、だいたいの国が祝日であることがわかりました。「では、メーデーはどんな日?」

そこから、日本におけるメーデーの話に授業は発展していきます。

日本であった「労働争議」「小作争議」など「社会運動」のことを教わります。

いまでは普通にある「権利」を社会運動によって獲得してきました。「昔の人は大変そう・・・」という反応でした。日本語の習熟度にばらつきがあるので、みんなわかるようにいつもよりジェスチャー多め、漢字にはふりがなをふり、大きく表示して、難しい言葉はかみ砕いて説明して、みんながわかるように工夫しています。

そしてあらゆる、差別問題の話に・・・

「全国水平社」の水平の説明をしているところです。この先生のジェスチャーをみてみなさん「あー!水平ってそういうことか!」と言っていました。

日本の話でしたが、外国人のみなさんは自分の国のことを照らし合わせて考えていました。

 いつも明るいクラスですが、差別の話のときは悔しそうで悲しそうな、つらい表情をうかべて「どうして差別はおきてしまうの。納得いかないな」と言っていました。社会の授業でありながらも、考えさせられる授業風景でした。

12月7日(火)3年生美術「立体絵画」

12月7日 3年生の美術は、それぞれが描いた絵を元に、立体絵画を作っています。

背景に色を塗って・・・

立体にしたいパーツごとに色を塗って切り取り・・・

失敗しないようにと、緊張感が伝わってきます。

パーツが切れたらベースの絵に重ねていきます。構成を間違えないように何度もシミュレーションします。

立体にしていくのは簡単そうに見えてとても頭を使うようです。全体のバランスをみつつ、逆算して奥行きをださなくてはいけません。困ったら友達にアドバイスをもらって助けてもらいます。

完成した人もいます。どの作品もとても素敵で個性がよくでています。お互いに作品を見せ合って、「そういうのが好きなんだ!すてきだねな作品だね」と、新しい発見にもなったようです。

全員が完成するのを楽しみにしています。

12月6日(月)総合「発表準備」 国語「おくのほそ道」

12月6日 総合は発表にむけてどんどん準備をすすめています。3年生は発表の形式が自由なので、

大きな模造紙に描いている人がいたり・・・

タブレットのアプリを使ってスライド資料を作っている人もいます。

絵の配置や字の大きさもていねいにバランスをみて、こだわりがみえます。

自分で考えたテーマで、パソコンや本を使って調べたり、資料を集めてわかりやすく作成しています。

発表資料はそれぞれのセンスや個性がでていて、面白いものができそうだなと、完成が楽しみです。

 

3年生の国語は松尾芭蕉の書いた「おくのほそ道」を学習しています。

まずは松尾芭蕉についてです。共に旅した、弟子の曽良という人のこともあわせて学びます。

旅といっても、今の楽しい旅行のようなものではなく、もっと過酷だったそうです。

いよいよ冒頭の部分に入っていきます・・・

「古人」=芭蕉のあこがれた、李白、杜甫、西行、宗祇をさすなど、ていねいに解説を受けます。

「おくのほそ道」では、歴史的仮名遣いが使われています。歴史的仮名遣いは前の週に学習したそうですが、実際に文章ででてくると、見慣れないので難しいようでした。

焦らずに、学びが深まると良いですね。

12月3日(金)道徳1年「本当のこと言う?言わない?」2年「いのちをいただく」

12月3日 この日の4時間目1・2年生は道徳でした。

2年生は絵本を題材に使って、「命の大切さ」や「食べ物のありがたみ」を考えていきます。

この絵本は、牛をとく(=食肉にする)仕事をしてきた坂本さんが、さまざまな思いや痛みを抱えながら葛藤をしていく様子が描かれています。その葛藤や思いを考えます。

方言が使われていて外国人の多いこのクラスには少し難しいので、ジェスチャーを加えながら読みます。

ところどころで、「このときの坂本さんはどういう気持ちでしょう?」と、坂本さんになって考えます。

このクラスはいつも元気で、休み時間にも和気藹々としたクラスですが・・・

(休み時間の様子です。リラックスしています)

少し悲しそうな表情をうかべながらも、真剣に考えていました。

グループワークもしましたが、休み時間の笑い声や笑顔はありません。真剣そのものです。

以前、1年生でも同じ授業をしましたが、異なった視点の考え方もあって、でも「命の大切さ」がしっかりと伝わってお互いに気持ちを伝えあおうとしていると感じました。

 

1年生は「く・う・は・く時間」という動画をみて、クラスメイトが疑われたときに自分はどうするか。本当のことをいうかどうか考えます。

円になって意見を言い合います。

以前2年生でも同じ授業をしましたが、このクラスは意見がわれず全員が「ほんとうのことを言う!」という意見になりました。「絶対に言う!言わない意味がわからない」という意見も・・・

先生から「本当のことを言うことで、こんどは自分が疑われるかもしれないよ?いじめられちゃうかもよ?」といわれれても、「それでも絶対に言う」とのことです。正義感の強いクラスです。

この授業をみていて、それぞれの国での育ってきた環境がわかる気がしました。

「命の大切さ」や「正義感」「信頼すること」をよく考えられていました。