5月23日(月) 2年道徳「いつわりのバイオリン」
2年生の道徳では「いつわりのバイオリン」を題材に、「よりよく生きる喜び」について考えました。
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主人公のフランクは、腕のよいバイオリン職人で、ドイツ・ブレーメンの町はずれの工房には多くの弟子がいました。
有名な演奏家がフランクのバイオリンを買いにきたとき、フランクは弟子ロビンのバイオリンを自分の作品と嘘をつき、売ってしまいます。
フランクは嘘をついたことに苦しみ、それに気づいたロビンは、何も言わず、フランクのもとを離れていきました。
数年後、フランクのもとに、ロビンから手紙が届きます。
『私は、あなたのバイオリンの音色に憧れあなたの弟子になりました。
あなたのもとでバイオリンづくりの修業ができたことは、生涯の宝です。
今でも私はあなたの音を求めてバイオリンづくりに励んでいます。
しかしまだあなたの音を超えるバイオリンをつくることができません…』
フランクは、ペンを取りました。
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嘘をつかない人はいません。人は誰でも必ず弱さを持っています。
様々な誘惑に負け,簡単な方へ流されることも多いでしょう。
その一方で,誰もがもつ良心によってそれらを乗り越えることもできます。
自分自身の弱さをみとめ,良心にもとづいた判断や行動がとれたときに生まれる、自分自身への喜びや満足感を、皆さんにも感じてほしいと思いました。