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2021年12月の記事一覧

12月9日(木)3年生理科「地球の自転」

12月9日 3年生は大きな地球儀を使って「地球の自転」について学習していました。

まずは、「地球はどっち方向にまわってる?」と聞かれました。

先生が地球になって回っています。(思わずみなさんにっこりと笑顔になっていました)

「昼と夜があるのはなんで?」(ライトを太陽にみたてて、地球を照らします)

「太陽が東から出て西に沈むから?」「そうだけど、それだと太陽が動いているか、地球が動いているからかはわからないよね」「だから昔は太陽は太陽が動いていると思われていたけど、今は地球が動いているからというのがわかったんだよ」と、質問、応答を繰り返しながら、地球儀とライトを使って照らされている部分を確認します。

「では、どれくらいのスピードで地球の周り(赤道)を回っているでしょうか」と質問され・・・

時速の計算です。「わー!数学、、、」と、少し苦戦していましたが、答えをだすことができて安心していました。

先生から「赤道のところと、南極のところでは太陽の出方や動きが違うよ。来週は南極にいって実際にどうか確認してみようか」と言われて「えー!先生寒いよ!」と面白いコールアンドレスポンスで笑いがおきていました。

12月8日(水)3年社会「社会運動」

12月8日 普段日本語の習熟度で2つにわけているクラスですが、この日は全員で社会の授業を受けました。

まずは先生から「みなさんメーデーを知っていますか?」と、聞かれました。

みなさん聞いたことがあるようです。

「では、メーデーは祝日ですか?」と聞かれ、日本人以外はみんなうなづいていました。外国人が多くいるクラスなので、だいたいの国が祝日であることがわかりました。「では、メーデーはどんな日?」

そこから、日本におけるメーデーの話に授業は発展していきます。

日本であった「労働争議」「小作争議」など「社会運動」のことを教わります。

いまでは普通にある「権利」を社会運動によって獲得してきました。「昔の人は大変そう・・・」という反応でした。日本語の習熟度にばらつきがあるので、みんなわかるようにいつもよりジェスチャー多め、漢字にはふりがなをふり、大きく表示して、難しい言葉はかみ砕いて説明して、みんながわかるように工夫しています。

そしてあらゆる、差別問題の話に・・・

「全国水平社」の水平の説明をしているところです。この先生のジェスチャーをみてみなさん「あー!水平ってそういうことか!」と言っていました。

日本の話でしたが、外国人のみなさんは自分の国のことを照らし合わせて考えていました。

 いつも明るいクラスですが、差別の話のときは悔しそうで悲しそうな、つらい表情をうかべて「どうして差別はおきてしまうの。納得いかないな」と言っていました。社会の授業でありながらも、考えさせられる授業風景でした。

12月7日(火)3年生美術「立体絵画」

12月7日 3年生の美術は、それぞれが描いた絵を元に、立体絵画を作っています。

背景に色を塗って・・・

立体にしたいパーツごとに色を塗って切り取り・・・

失敗しないようにと、緊張感が伝わってきます。

パーツが切れたらベースの絵に重ねていきます。構成を間違えないように何度もシミュレーションします。

立体にしていくのは簡単そうに見えてとても頭を使うようです。全体のバランスをみつつ、逆算して奥行きをださなくてはいけません。困ったら友達にアドバイスをもらって助けてもらいます。

完成した人もいます。どの作品もとても素敵で個性がよくでています。お互いに作品を見せ合って、「そういうのが好きなんだ!すてきだねな作品だね」と、新しい発見にもなったようです。

全員が完成するのを楽しみにしています。

12月6日(月)総合「発表準備」 国語「おくのほそ道」

12月6日 総合は発表にむけてどんどん準備をすすめています。3年生は発表の形式が自由なので、

大きな模造紙に描いている人がいたり・・・

タブレットのアプリを使ってスライド資料を作っている人もいます。

絵の配置や字の大きさもていねいにバランスをみて、こだわりがみえます。

自分で考えたテーマで、パソコンや本を使って調べたり、資料を集めてわかりやすく作成しています。

発表資料はそれぞれのセンスや個性がでていて、面白いものができそうだなと、完成が楽しみです。

 

3年生の国語は松尾芭蕉の書いた「おくのほそ道」を学習しています。

まずは松尾芭蕉についてです。共に旅した、弟子の曽良という人のこともあわせて学びます。

旅といっても、今の楽しい旅行のようなものではなく、もっと過酷だったそうです。

いよいよ冒頭の部分に入っていきます・・・

「古人」=芭蕉のあこがれた、李白、杜甫、西行、宗祇をさすなど、ていねいに解説を受けます。

「おくのほそ道」では、歴史的仮名遣いが使われています。歴史的仮名遣いは前の週に学習したそうですが、実際に文章ででてくると、見慣れないので難しいようでした。

焦らずに、学びが深まると良いですね。

12月3日(金)道徳1年「本当のこと言う?言わない?」2年「いのちをいただく」

12月3日 この日の4時間目1・2年生は道徳でした。

2年生は絵本を題材に使って、「命の大切さ」や「食べ物のありがたみ」を考えていきます。

この絵本は、牛をとく(=食肉にする)仕事をしてきた坂本さんが、さまざまな思いや痛みを抱えながら葛藤をしていく様子が描かれています。その葛藤や思いを考えます。

方言が使われていて外国人の多いこのクラスには少し難しいので、ジェスチャーを加えながら読みます。

ところどころで、「このときの坂本さんはどういう気持ちでしょう?」と、坂本さんになって考えます。

このクラスはいつも元気で、休み時間にも和気藹々としたクラスですが・・・

(休み時間の様子です。リラックスしています)

少し悲しそうな表情をうかべながらも、真剣に考えていました。

グループワークもしましたが、休み時間の笑い声や笑顔はありません。真剣そのものです。

以前、1年生でも同じ授業をしましたが、異なった視点の考え方もあって、でも「命の大切さ」がしっかりと伝わってお互いに気持ちを伝えあおうとしていると感じました。

 

1年生は「く・う・は・く時間」という動画をみて、クラスメイトが疑われたときに自分はどうするか。本当のことをいうかどうか考えます。

円になって意見を言い合います。

以前2年生でも同じ授業をしましたが、このクラスは意見がわれず全員が「ほんとうのことを言う!」という意見になりました。「絶対に言う!言わない意味がわからない」という意見も・・・

先生から「本当のことを言うことで、こんどは自分が疑われるかもしれないよ?いじめられちゃうかもよ?」といわれれても、「それでも絶対に言う」とのことです。正義感の強いクラスです。

この授業をみていて、それぞれの国での育ってきた環境がわかる気がしました。

「命の大切さ」や「正義感」「信頼すること」をよく考えられていました。