学校ブログ
7月12日(月) 総合 「共生」について考えました
この日の総合は「共生」をテーマに、自分の国についての発表の内容を考えました。
このクラスは外国人ばかりです。「共生」といわれて感じることも様々です。
前回の総合で他のグループから出た「日本人が感じた外国人の困ったこと」を聞いて、それを踏まえて
「ワタシたちはガイジンじゃない!」という動画を見ました。「ガイジン」と呼ばれてきた人たちの物語です。
この動画での「ガイジン」とは、「日本人」に間違いないのですが、
ブラジルに一度移民したことで、
その移民した家族の子どもが日本に帰ってきて「ガイジン」として扱われた人のことです。
とても厳しく悲しい内容でした。真剣に一生懸命見ていました。
外国人が多いクラスだからこそ、感じることもあったのではないでしょうか。
「共生」という言葉が、それぞれ全員が当事者です。
こういうことをリアルに考えることをできるというのは、
難しいことではありますが、陽春分校の良さでもあると感じた授業でした。
7月9日㈮ 水上自然教室についての説明がありました
7月9日 4時間目の特活で9月22日㈬に行われる水上自然教室の話がありました。
水上自然教室は、いつもだと1泊2日(昼間の学校は2泊3日)で行われます。
去年は新型コロナウイルスの関係で中止、
今年は同じく新型コロナウイルスの関係で宿泊では行わず日帰りで行うというとになりました。
もちろん、食事中やバスの移動中などの感染対策はばっちり行い、万全を期していく日帰り学習となります。
午前中はみんなで同じ行動をし、食後2つのグループに別れて行動します。
1つのグループは、バスでゆっくり回る「ゆっくりコース」、
もう1つのグループは、電車にとって階段を上る「階段コース」、
になります。
「階段を上る」というと、たいしたことがないように思われますが、実はこの「階段」がすごいんです。
なんと、トータルで「486」段もあるのです。
先生たちは、何度も登ったことがあるのですが、結構きついです。
でも、楽しいです。
話を聞いている生徒の皆さんの目はランランと輝いていました。
説明の後、生徒は「私、仕事を休んで、絶対に行く」などの話をして盛り上がっていました。
このような状況ですので、なかなか出かけることが難しいですが、
9月には新型コロナウイルスの状況が好転していて、
みんなで楽しく過ごせるといいな、と思いました。
7月8日(木) 「英語」それぞれの難しさがあります
7月8日 3年生の英語は、英語の習熟度によって2つのクラスに分けています。
母国で英語を使っていた人がいたり、日常の会話なら聞き取れる人や単語を勉強中の人など、
英語に触れる機会がそれぞれ全然違うので、2つのクラスに分けて授業を行っています。
片方のクラスでは、ALTの先生が入り、オールイングリッシュで授業を進めていきます。
母国で英語を使っていたなら簡単そうに思える英語の授業でも、「文法」や「活用」などの部分では苦戦をしていました。英語を「話せる」のと「問題を正しく解ける」のは違うそうです。
パート分けをして読み合わせをしていて、クラスの一体感があるなと思いました。
他方のクラスではリスニングをして問題を解いていました。こちらは日本語で授業がすすめられています。
細かい部分の聞き取りが難しいようで、苦戦していましたが、
元気に手が挙がって、活気があってとても良い風景だなと思いました。
間違っていても、果敢に挑んでいました。
このクラスでは以前、読み合わせをしていて「発音がきれいだね。」「はっきり発音をしていてすごい」と、
褒め合っていて、良いなと思いました。
良いところをどんどん伸ばしあっていけるとよいですね。
7月7日(水)「七夕」ささの葉さらさら
7月7日 陽春分校にはこの時期、エントランスに大きな竹があります。
どんなふうにその大きな竹を使うかというと・・・
七夕のお願いごとをつるします。
設置した日はこのくらいでしたが・・・
7月7日には全員のお願いがかけられました。
飾りも日に日に増えました。
先生が作ったもの、先生に教えてもらって作ったもの、生徒が作ったもの、
たくさんの飾りがキラキラと輝いています。
陽春分校には日本語が母国語ではない人がたくさんいますが、
「織姫と彦星は日本語しか読めないだろうから日本語で書きます」と、一生懸命日本語でお願いを書いている人がいました。
みなさんのお願いが届きますように。
7月6日(火)総合 「多文化共生」について考えました
7月6日 この日の総合は「多文化共生って?」と題して、グループで考えたり、意見をだしあったりしました。
陽春分校にはいろいろな国の人がいます。文化もさまざまです。
日本の人には「外国人の人が日本で生活をするうえで、あれ?と思ったこと」
外国人には「日本で生活していて困ったこと」を、日本でみんなで仲良く暮らしていくためにはどうしたら良いのか、日本人の視点・外国人の視点でそれぞれ考えました。
「日本語が難しく、コミュニケーションをとるのが困難で、日本に来たばかりの時は家から出るのも嫌だった」という意見や、
日本語を喋ることができても、「病院の問診や役所の書類など難しくて緊張してしまう」といった意見もありました。
日本人からは、日本のルールやマナーは守ってほしい。という意見が多かったです。
それらの意見を踏まえて、「お互いの文化を尊重しあう」「日本のルールを知らないなら教えてあげる」など
みんなでよりよく暮らしていくことために必要なことを話し合いました。
それぞれの発表を真剣に聞き、大きな拍手で気持ちに応えていて、とても良い発表の場になったなと感じました。
いろいろな国の人がいるからこその、陽春分校らしい良い授業になりましたね。