2022年2月の記事一覧
2月10日(木)3年国語「漢文」
2月10日 この日の3年生の国語は「漢文」のルールを確認していました。「論語」から学びます。
基本ルールの確認から。漢文は古代の中国語の文です。
日本語とは異なった読み方なので、日本人からは「レ点ついつい忘れちゃう・・・」中国の人からは「送り仮名やふりがながない白文の方が逆に読みやすい」と漢字を使わない国から来た人からは「ひらがなしか読めない・・・」と国際色豊かな陽春だからこそ新しい発見やそれぞれの難しいポイントがありました。
置き字の説明です。日本では置き字は読みませんが、語調を整えたり、 微妙なニュアンスを出したりするなど「深い意味」があるようです。この文では「而」がそうです。ここでは、接続詞のような働きで、「そして~」のような意味があるようですと説明がありました。
みなさんプリントとホワイトボードをよくみています。集中力がすごいです。表情が真剣そのものです。
国語では、もう少し漢文が続くようです。難しい内容ですが、ゆっくり学習していきましょう。
ところで、この日は雪が降りました。陽春には雪が降らない国から来た人がたくさんいます。
休み時間に外をみて、帰るとき気をつけなきゃと言いつつ、ワクワクしている感じが伝わってきました。陽春のみなさんとワクワクや感動を一緒に実感できてよかったです。
2月9日(水)体育「バドミントン」
2月9日 さまざまな年齢層のいる、陽春分校ですが、今学期の体育はすべての学年でバドミントンをしています。
もちろん、ライオンとウサギにグループを分けて、運動強度や教わるスピードも異なりますが、それでも同じことをできるように、ケガの危険のないように考えて体育の授業をしています。
まずはみんなでネットを張ります。
力に自信がある人はポールを運び、他の人はネットを張る、ひもを結んだり、ラケットをとってあげたりといったように、協力して自分のできることをします。
自分の力で難しいことは、できる人に素直にまかせる。でもその代わり自分が手伝えるところは自分でやる。そうして支え合って学校生活を送っている姿は、間違いなく陽春の良さだと思います。
この日は、打つときの技を練習していました。先生から、後ろに転ばないように注意してね、と指示が出ました。
ハイクリア・・・高く遠くへ打ちます。
ドロップ・・・相手の陣地、ネットぎりぎりに落とす。「スマッシュのように強く打つとみせかけて、手前に落とす技です。」と先生に言われて、手前に落ちてくるとわかっていても翻弄されていました。
ドライブ・・・ネットぎりぎりを、地面と平行に打つやり方です。スピーディに返球します。
終わった後はみんな汗をうっすらかくほど、白熱していました。とても楽しそうにプレーをしていますが、負けないぞという意気込みも伝わってきました。熱くなりすぎてのケガには注意ですが、楽しく運動していてとても健康的でした。
2月8日(火)総合「国際理解 発表」~Part2~
2月9日 この日の総合も発表です。このグループは紙での発表が多いですが、わかりやすく、簡潔、でも情熱的な作品ばかりです。陽春の良さがたくさん出ているので、少しご紹介します。
自分の国の料理を作ってきて、動画を流したり・・・(トルコの料理だそうです。肉詰めコロッケのような感じで、少し辛いそうです。完成した写真をみておいしそうと声があがっていました。)
クラスメイトの出身国のことを調べて紙にまとめたり・・・(なんと、国旗をお弁当で表現しているそうです・・・!それぞれの国の特徴を「この国は~の世界ランキングが3位で~」など、面白い視点で発表していました。)
秩父の札所巡礼を実際に体験したことを発表していたり・・・(秩父の観音様の納められたお寺、34か所を回ることを札所巡礼というそうです。御朱印をいただきながら巡ったそうです。御朱印帳をみせたとき「かっこいい」「すてき」と、声があがっていました。)
埼玉県の伝統芸能をパワーポイントを使って発表している人もいました。
(みなさん埼玉に住んでいてもみたことのない芸能がたくさんあり、「初めてみた」という声があがっていました。)
どの発表もみなさん着眼点が面白く、また、今回のテーマは「国際理解」なので、自分の国のことを一生懸命に伝えようとしているのがよく感じ取れました。
発表が終わると、「おつかれさま」の意味もこめてみんなで大きな拍手を送ります。良い雰囲気です。この後も数週にわたって発表は続きます。楽しみです。
2月7日(月)総合「国際理解」発表~Part1~
2月7日 いよいよずっとみなさんが一生懸命に作っていた、総合の発表がスタートしました。
この日は第1弾です。
1・2年生はタブレットやPCで、3年生は模造紙でもタブレットでも良いことになっています。ルールとして、自分の作ったものや、したことを入れることになっています。
自分の国の料理やおやつについての発表や・・・
陽春にいる人の国のあいさつを動画でとって発表に使ったり・・・
問題提起をしてみんなに考えさせるような発表だったり・・・
自分の国の植物の育て方を発表したりと・・・
どれもよく調べてあって、見ごたえある作品ばかりでした。
発表のテーマもさまざまでとても面白いです。
発表が終わったら、みんなで評価します。発表でよかったところ、わかったところを書きます。
どの発表も興味深く真剣に聞いていました。
この先も発表が続きます。楽しみですね。
2月4日(金)音楽 歌舞伎「勧進帳」
2月4日 音楽では歌舞伎の「勧進帳」を学習していました。
まずは、歌舞伎「勧進帳」の登場人物やあらすじの確認です。
義経や弁慶は兄から逃げています。捕まらないように、山伏の恰好に変装して逃げています。
「タイトルにもなっている勧進帳とはなんでしょう?」先生の私物の巻物をみせてくれました。
「勧進帳」はお寺などの寄付をつのるお願いや、名簿などが書いてある巻物だそうです。「勧進帳」をもっていることで、山伏だと証明できるそうです。
「では、弁慶たちは偽物の山伏ですが、勧進帳をもっているでしょうか?持ってると思う人~持ってないと思う人~」
最後に歌舞伎を実際に観てみます。
言葉は難しいようでしたが、みなさん画面にくぎ付けになっていました。
この先の展開が気になりますね。
次の授業を楽しみにしていましょう!
2月3日(木)国語「おくのほそ道 確認問題」
2月3日 3年生の国語の授業では、みなさん真剣にプリントとにらめっこしていました。(写真は違うクラスの同じ内容の授業の時のものです)
陽春では定期テストはありませんが、たまに確認テストをしています。
陽春では、中間テスト・期末テストはなく、成績で順位をつけたりもしていません。でも、どれくらい理解できたかな?という意味で、予告をして確認のためのテストをすることがあります。
今回は、おくのほそ道・平泉から出題されました。みなさん机の上には筆記用具だけ準備して、テストを受ける姿勢が、ばっちりできています。
問題文はすべてふりがながふってあります。漢字を学習中の生徒さんも、読むことができます。
終わった後に「むずかしかった~」と、きこえてきました。「でも点をとれたところがあるよ」と教えてくれました。
最後の問題で、「この作品は旅行中に書いた作品ですが、あなたはどこに旅に行きたいか、理由も含めて1文で答えなさい」という問いがありました。
「地獄に行ってみたいなぁ、行って帰ってきた人いないもん興味がある!」「松尾芭蕉が辿った道をいってみたいな。せっかく習ったしね。」さすが陽春のみなさん、素敵な考え方です。
確認問題は、緊張感があっても、楽しんでいる様子がどこかみられました。
陽春の良さがなんとなくあるように感じました!
2月2日(水)2年生社会「江戸時代・交通路の整備」
2月2日 この日の2年生の社会は江戸時代の話。「交通路の整備と都市の繁栄」という内容です。
江戸時代、車も電車もない時代なのでたくさんの荷物を運ぶために、船を使っていました。
先生が船の絵を描いて説明してくれました。
天下の台所(蔵屋敷と呼ばれる年貢のお米などを収納した倉庫がたくさんある)と呼ばれた「大阪や京都」から、将軍のいる政治の中心「江戸」への海路のルートを教わりました。
最後に先生が「くだらない」話をしてくれました。
上方と呼ばれた、大阪や京都からさまざまな「品質の良いもの」とされるお酒などを江戸に「下らせて」きていました。授業で習った、海路のルートです。一方、江戸の周辺でできたものは、「品質があまりよくない」または、「下る」ルートでこないので、「下らない」つまり、「くだらない」物とされたそうです。
この授業では、日本人の生徒さんがいないので、「くだらない」と言ったことも言われたこともないようでしたが、
とてもためになる「くだらない話」を楽しく聞いていました。
ところで、登校してきた生徒さんが、3階のホールのところでなにか写真をとっていたのでみてみると・・・
きれいな夕焼けです。癒されました。きれいな夕焼けを、教えてくれてありがとう!
2月1日(火)冬の大六角
2月1日 陽春分校では不定期に、星座に詳しい先生が「星」についての掲示物を作ってエントランスに貼ってくれています。今はみなさんとみるのが難しいので、ご紹介します。夜空を見上げてみてください。
南の空をみてください。「オリオン座」の赤い1等星(とても明るいという意味)であるベテルギウス、その左下の星空の中でいちばん明るい「おおいぬ座」のシリウス、そして、ベテルギウスの左にある「こいぬ座」の1等星プロキオン、この3つの星が作る三角形のことを「冬の大三角」といいます。これは結構有名なので、知っている方もいるかと思います。
ベテルギウスを中心にして「おおいぬ座」のシリウス、「こいぬ座」のプロキオン、「ふたご座」ポルックス、「ぎょしゃ座」のカペラ、「おうし座」のアルデバラン、「オリオン座」のリゲルがつくる6つの角をつないでできる六角形のことを「冬の大六角」といいます。「冬の大三角」の外側にあります。
宝石のように美しく輝いているので、「冬のダイアモンド」とも言われています。
ぜひ、今日星空をみてみてください。陽春の生徒さんで、星のことでわからないことがあったら、「星座に詳しい先生」に聞いてみてください。今3年生はお休みですので、上の説明がよくわからないときは、電話で聞いてもよいそうですよ!