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3月2日(水)校外学習「鉄道博物館」

3月2日 待ちに待った校外学習がありました。訪れた場所は大宮の鉄道博物館です。現地集合です。

わくわく感が伝わってきますね。

各クラスごとに記念撮影します。

これは配置準備の段階での写真ですが、みなさんニコニコしていて、素敵な笑顔です。

入場すると、最初に全員でジオラマをみました。解説つきです。席は自由なので「こっちきて、一緒に座ろう!」と、誘い合って座ります。

解説プログラム中の撮影もOKだったので、動画や写真を撮って楽しんでいる人もいました。安全に電車が運行するための仕組みの話でした。日本語の解説なので、少し難しいところもありましたが、ジオラマのランプが点滅し、危険なムードになったときは、みんなが息をのんで見守っていました。

ジオラマの解説プログラムが終わったら、自由散策です。鉄道博物館は広いので、どこから見ようか迷ってしまいます。

自由時間はたくさんあります。まずは落ち着いて、見て回る作戦をたててから動く頭脳派の人たちもいました。

それぞれがとても楽しそうです。

1日を通して、みなさんの楽しそうな姿が間近で見られてよかったです。

「1日で回り切れなかったからまた行かなくちゃ」と言っている人がいました。

3年生は、チケットの「学割」が使えるうちに、またいってみたらどうでしょう。

今は予約制なので、「予約」をしてからいくようにしてくださいね。 

3月1日(火)総合発表「国際理解」~Part8~ 

3月1日 うさぎチーム総合発表の最後の1人は、陽春最高齢の方でした。テーマは「プラスチック汚染」について。

昔は、魚を買っても新聞紙で包んでいたし、ペットボトルなんてなかったと言っていました。便利な世の中になったと思うけれど、最後の扱いが悪いせいで、環境汚染につながるということを問題提起していました。

「海に流れ着くプラスチックごみは自分で来たと思いますか?違いますよね。人間が捨てたからです。」と言っていて、深く考えさせられる、心に残る発表でした。

 

3年生は休み時間に、学習発表会に向けて、協力して美術の作品を展示していました。

高いところは得意な人に任せます。たよりになります。

美しく・バランスよく掲示できました。また学習発表会のときに紹介します。

体育ではバドミントンをしていますが、ライオングループはラジオ体操の後筋トレを少しします。

きついけれど、みなさんよく頑張っています。

バドミントンの様子はまた今度紹介します。

どの授業も「最後」が近くなってきています。中には「最後」になってしまった授業もありました。

今年度あとわずかになり、これから紹介できることも少なくなってきていますが、

生徒の皆さんの「いいところ」を授業を中心に伝えていきます。

最後までこのブログを楽しみにしていてください。

 

2月28日(月)総合発表「国際理解」~Part7~と、ラスト保健授業、新入生説明会

2月28日 この日も3年生のライオンチームは発表がありました。

1人目・・「多様な性(生)」についてです。性的マイノリティやLGBTなど、性は多様であること、そういった性的マイノリティの人たちが困ること、どんな性(生)であってもよいはずだということを伝えていました。最後にお願いという形で、笑いものにしないということや、性が多様であるということを理解していてほしいということを言っていました。とても考えさせられる発表でした。

2人目は・・・フィリピンの大人気料理「カレカレ」の作り方です。カレという名前ですが、カレー味ではなく、チンゲン菜やインゲンなども入れて、ピーナッツバターの味がポイントの美味しい料理だそうです。紹介された材料以外にもエビのペーストなどをいれるともっと美味しいそうです。食べてみたいなと思える発表でした。

3人目・・・「野口英世」についてです。この生徒は、野口英世と関わりの深い、ガーナの出身であることからこの発表にしようと考えたそうです。大変よく調べてあって、英語と日本語、2か国語で発表しました。野口英世記念館にも行ったそうです。

 

同時に3年うさぎチームは最後の保健授業を受けていました。交通事故の防止について学習していました。

陽春分校には自転車で来る人もいたり、休みの日にはバイクや車に乗る人もいます。大人がほとんどなので、基本ルールは知っていますが、自分が事故にあわないために、また、自分が事故の加害者にならないように、交通ルールやあぶない状況などを丁寧に再確認していきます。

身になる授業、真剣そのものです。

 

新入生説明会がありました。少しのわくわくと、緊張感が伝わってきます。次に来るのは4月8日です。元気にお会いできるのを陽春で楽しみに待ってます。

2月25日(金) 音楽「ミッキーマウスマーチ」

2月25日 歌舞伎「勧進帳」を終え、この日からキーボードで新しい曲にチャレンジしています。

陽春分校は1人1台、キーボードを使えるようにしてあります。

まずは、音符あてクイズから。先生がランダムに出題する「音符」を声に出して読んで、キーボードで弾きます。正しく読んで、正しい鍵盤を弾かなくてはいけないので、大変です。

先生に「ちがいます♪」「おしい!」と、言われながらも果敢に挑んでいます。

 さて、まずは課題曲を聴きます。「たぶん全員が聴いたことある曲だと思いますよ~」と言われ、イントロクイズのように集中して聴いています。

「ミッキーマウスマーチ」です。軽快な音楽に、みなさん、リズムをとりながら聴いていました。

いろんな国の人がいる陽春分校ですが、みんな知っていそうでした。

まずは出だしの部分。指の確認をしながら弾きます。

出だしは同じ音符を8回弾きますが、リズムが難しいようで苦戦していました。スキップするように、楽しい感じで弾くのがコツだそうです。

聴きなじみのある曲でみなさん楽しそうでした。次回もどんどん続きを習うようですので、卒業までに「ミッキーマウスマーチ」、ぜひマスターして、聴かせてくださいね。

2月24日(木)おひなさま

2月24日 エントランスにお雛様が飾られました。陽春の先生が貸してくれた立派な7段飾りのお雛様です。

生徒さんたちも手伝ってくれて無事に飾ることができました。

まずは丁寧に丁寧に箱から出します。

一通り箱から出してみます。(そぉっと手渡ししています)

だいたいの位置に置いたら・・・(彼は五人囃子だから3段目だねと指示がでます。)

写真を見ながら調整していきます。

置く位置が決まったらここからが(も?)大変です。楽器や矢など小さな小物を持たせなくてはいけません。

なぜだか呼吸をするのを忘れて見守ってしまいます。

完成しました!

「菅原道真は授業で習ったの覚えてる?」「小野小町はNo.1Japanese美人だよ」「これはお嫁に行くとき持って行く道具だよ」と先生から教えてもらっていました。

通りかかった生徒さんたちが「きれい~」「すごい!すてき!」と言っていて、日本人の生徒さんはもちろんのこと、海外からきた生徒さんたちも日本の伝統文化に触れる良い機会だなと思いました。

3月3日が過ぎたらきちんと仕舞います。みなさん、安心してくださいね。

 

2月22日(火)総合発表「国際理解」~Part7~

2月22日 この日の3年生の発表も個性的で、面白くてよく調べられた発表ばかりでした。紹介します。

1人目は・・・献血についてです。献血の使い道や必要性などを調べてまとめてありました。この発表者の方は、献血をしようとしましたが、自身が使っているうがい薬がひっかかり、献血をすることができなかったそうです。でも、実際に見た、献血ルームの雰囲気を伝えることで、他の人の献血に対する恐怖心を軽くしようと、一生懸命発表をしていました。また、献血ができない条件も調べて、注意喚起をしていました。

2人目は・・・絶滅危惧種についてです。絶滅危惧と一言でいっても、カテゴリー(ランク)分けされているそうです。すでに絶滅してしまった種もいるそうです。日本ではニホンオオカミやニホンカワウソなどがそうです。今絶滅してしまいそうな生物を守るためのアクションも紹介していました。

3人目は・・・日本のおにぎりとアジアのおにぎりについてです。アジアのおにぎりには草で包んで携行しやすくしたものや、げんこつという意味のおにぎりなどがあるそうです。自分でおにぎりを作った感想も発表していました。みんなから「おにぎり食べたくなっちゃったな~」という声が所々から聞こえてきました。

4人目は・・・台湾のお祝いについてです。赤ちゃんが生後4ヶ月になると健やかに成長するようにお祝いの儀式をするそうです。赤ちゃんにクッキーやドーナツの首飾りを巻くそうです。また、16歳になると伝統的な衣装を着て成人を祝う地方があるそうです。お祝いの日には紅い亀の甲羅を模した餅を食べることもあるそうです。

どれもよく調べてあって、メッセージ性があったり、ポリシーを感じる良い発表ばかりでした。

 

受験生は受験前の登校最後でした。受験生へクラスメイトからエールが送られたり、持ち物の確認を一緒にしたり、励ましている様子がたくさんみられました。各々が心に残す方がいいかなと思い、写真には撮りませんでしたが、とてもすてきな場面にたくさん出会うことができました。受験生のみなさんが、実力を出し切れるよう願っています。

 

2月21日(月)総合発表「国際理解」~Part6~

2月21日 1・2年生も発表があったので、ご紹介します。まずは1・2年うさぎグループからです。

1人目は・・・中国の住宅事情についてです。マンションに住む人がほとんどで、内装がされていない状態で売られているので、自分たちの好みにカスタマイズができるそうです。また、キッチンについては、中国の料理は火力が強かったり、油を多く使うので、日本のようにリビングやダイニングと一体になっていることはなく、独立だったり、個室なんだそうです。なるほど。

2人目は・・・民族衣装について発表しました。人形に着せる、ミニチャイナドレスを自分で作りました。

世界のいろいろな民族衣装が調べてあって、とても面白かったです。

3人目は・・・中国のサラダです。豆腐を干した麺のようなものを使います。パクチーやきゅうりなども入れて、とてもヘルシーなサラダです。豆腐を干した麺の味の想像がつかないので食べてみたいです。

ここからは1・2年のライオングループです。

 1人目は・・・フィリピンの「ハロハロ」についてです。かき氷のような冷たいデザートで、フィリピンで人気のハロハロの店を紹介してくれました。また、自分で作ったものも動画で発表していました。コーンなどが入っていて美味しそうです。

2人目は・・・フィリピンの料理「アドボ」の作り方です。豚の角煮のような感じですが、酢を使っていて、ニンニクやナンプラーも使うそうで、ちょっと日本の角煮とは味が違うそうです。

じつは、データのトラブルがあり、発表の準備がうまくいかない生徒がいました。でも・・・

発表ができるようにみんなで考えたり、空いた時間をトークでつないだりと、手伝っていました。陽春の人たちの優しいところが、こんなピンチのときにもみられました。

2月21日(月)総合発表「国際理解」~Part5~

2月21日 この日は3学年とも発表がありました。

3年生

1人目は・・・フィリピンの学校についての話でした。フィリピンには以前は高校がなく、中学4年間を過ごしたら義務教育を終え、一部の人だけが大学に進学するような制度でした。でも、2013年に教育改革が行われ、高校ができたそうです。この発表では、高校でのことをクイズ形式で出していました。(発表時の写真とれませんでした。すみません)

2人目は・・・トルコの料理「ラフマジュン」の作り方です。ピザのような感じですが、スパイスを入れた味付けなんだそうです。

3人目は・・・「腌篤鮮」という料理で上海豚肉スープの紹介です。鍋や材料を手作りのイラストで作り方の説明をしました。上海の家庭料理で、クミンを入れたり、塩の量など味のアレンジができるそうです。

4人目は・・・中国の「ピーマンの肉詰め」です。ピーマンというよりシシトウに近い細長い形のピーマンに肉をつめて焼いていました。普段料理をあまりしないようですが、一生懸命頑張って作っている感じがしました。

5人目は・・・ネパールの「モモ」についてです。桃ではなく、ネパールでは「モモ」は餃子のように、肉や具材を生地で包んで蒸したものだそうです。スパイスや酢、パクチーなど、餃子とはちょっと違う味付けみたいです。餃子のような、肉まんのようでもあり、おいしそうです。

 6人目は・・・中国(仏教)の「放生(ほうじょう)」についてです。コロナの収束や、みなさんの健康を願い、「放生」について発表しようと思ったきっかけだそうです。イラストも自分で考えて、美しいポスターができました。

1・2年生の発表はPart6でまたご紹介します。

 

2月18日(金)音楽 歌舞伎「勧進帳」

2月18日 この日の音楽は歌舞伎「勧進帳」の鑑賞最後の日でした。

前回、偽物の「勧進帳」を読み上げ、富樫から投げかけられるさまざな問いを、すべて答えることで疑いがはれた弁慶たちでしたが、まだそれだけではないんです・・・と、不穏な感じで終わっていました。

関所を通れると安心したところで、番兵の一人に、「義経に似ている」と指摘されてしまいました。

さて、その疑いを晴らすために、弁慶はどうしたでしょう。

まわりと相談して考えます。

「棒をもっているから、これで手品をしてみんながびっくりしているうちに逃げちゃう!」「棒で富樫たちを倒して逃げる」といった面白い意見が出てきました。

答えは、主君である義経を棒で叩くことで、義経でないということをアピールした。でした。

通しで鑑賞します。真剣に画面をみて、引き込まれていました。ストーリーを習ったので、しゃべっている日本語は難しいですが、今このシーンだなと、イメージできたようです。

逃げようとしたが、富樫によびとめられました。疑ってしまったお詫びに、お酒をふるまってくれるそうです。

お酒をたくさん飲んだ弁慶ですが、扇子をもってなにかしようとしています。なにをしようとしているか周りとまた相談します。

「手品で鳩を出す!」「大道芸!」と、みなさん面白すぎる考えです。

弁慶はお酒のお礼にと舞を舞って、そのうちに義経たちを先に行かせます。

みなさん動画にくぎ付けです。

観終わった後、自然と拍手がおこりました。本物も観てみたい!と、興味がわいたようです。この先も音楽の授業は多種多様な授業が展開されるようです。楽しみですね。

2月17日(木)「進路ガイダンス」と理科「地球と人間」

2月17日 この日は進路ガイダンスがありました。来週はついに受験です。

この日はプリントの提出がありました。乗る電車や、誰と行くかなど当日の動きを事前に自分で調べて書いた、試験当日の動きのプリントです。受験生のみんなが安心して受験ができるようにと、陽春の受験担当の先生が作ってくれました。手厚いサポートです。

事前指導です。配布されたプリントを見ながら進めていきます。内容は当日までに準備することや、コロナ感染症に関わることなどです。こちらも、受験担当の先生が、何度も何度も受験要項を読み込んで、みんながわかるように作ってくれました。もう一度言いますが、本当に、受験生のみんなのためを考えた手厚いサポートだなと思います。

体調に気をつけて、全力を発揮できるよう、願っています。

 

さて、3年生の理科は教室で行っています。

「地球以外の惑星や天体に動物はいると思いますか?」という質問からのスタートでした。

「いると思う」と答えた人が多かったです。「微生物くらいいるんじゃないですか?」と、言った人がいました。良い着眼点です。でも答えは「今のところはいないと思われる」そうです。

生命が存在するための条件は、「空気」「水」「温度」があることが必要だそうです。

「じゃあまずは空気。空気はどんな成分でできてるかな?」という先生からの問いに「酸素!」と元気よく答えます。「化学式は?」ときかれ、一瞬みなさんの動きが止まりましたが、無事に「O2です!」答えがでました。

「水」の説明です。「氷を水に入れると浮かびますよね?体積が違うからです。」

同じ質量でも、液体(水)の方が固体(氷)より重いそうです。「氷になるとなにかが小さくなります。何でしょう」ヒントは、「み〇〇」です。と、言われて、「みかん!」と元気よく答えてみんなで笑っていました。

答えは「みつど」でした。実験のスタイルでの授業でなくても、笑いがあふれる明るい授業でした。

 

 

 

 

 

2月16日(水)3年生 最後の美術

2月16日 この日3年生は3年間の美術、最後の日でした。1日特別授業で作業日がありますが、授業としては最後です。

新校舎の校歌に使う「レリーフ」を作る続きをしています。みなさん彫刻刀の使い方にだんだん慣れてきました。

職人のような雰囲気がかっこいいです。

真剣にケガをしないように彫り進めていますが、近くの人とお話をしながら、楽しく作っていました。

おいしい韓国料理の作り方や、相談ごと、冗談や宿題のこと、作品を褒め合ったりと和気あいあいとした、明かるく楽しいムードです。

作品をつくるのはとても大切なことですが、それだけでなく、それ以上に大切な時間を過ごしているように感じました。

完成品です。写真では伝わりづらいですが、3㎜くらい字が浮き上がるように一生懸命彫っています。

さて、作業が終了すると・・・

先生に言われなくても自然に掃除が始まります。むしろ授業開始前よりきれいにするくらいの勢いだそうです。

最後は先生のお話をよく聞いて・・・

3年間の気持ちを込めて「礼」で締めくくりました。

最後の授業ときくと、さみしいですが、まだまだ授業や学校生活は続きます。

みなさんの良さを最後の最後まで、このブログで伝えていきます。

 

 

 

2月15日(火)総合「国際理解」発表~Part4~

2月15日 総合の発表はまだまだ続いています。この日はうさぎグループの発表です。

1人目は「地球環境」についての発表です。

この発表者の方は、自分のお子さんに世界の環境の現状を教えて、自分たちでできることを、一緒に取り組んでみたそうです。たしかに、下の世代に今の問題を伝えていくのも、大切なことですよね。

2人目は「環境問題」についての発表です。CO2を削減することを調べました。

CO2削減のために家で自分たちが取り組めることだけでなく、企業の責任などたくさんの情報がまとめてありました。

3人目は「難読漢字」についての発表です。世界の地名(アメリカなら米国のような)や、日本の旧国名(大阪周辺を摂津というような)を漢字で表したものです。

この発表者の方は、スマホやタブレットなどの普及により、漢字を書く機会が減ったとことから、漢字を大切にしたいと思ったことがこの発表にするきっかけになったそうです。世界の国名は当て字がほとんどなので、「こんなに面白い漢字の国もあります」と紹介していました。

4人目は「オクラ」のことを発表していました。

オクラにもいろいろな種類があって、花の部分を食べるオクラだったり、赤い色のオクラ、オクラキングという名前の通常の3倍くらいありそうなくらい大きなオクラなどを紹介していました。自分で実際に食べてみた感想なども発表していました。

5人目は八ッ場ダムについての発表です。

八ッ場と書いて、やんばと読みます。水陸両用バスでツアーに実際に行ってみて感じたことや、八ッ場ダムの歴史、ダムはなんのためにあるのかということを発表していました。

 

発表が終わった後は大きな拍手をみんなで贈ります。発表者は緊張しますが、あたたかい雰囲気が伝わってきます。

この先の発表も、楽しみです。

2月14日(月)総合「国際理解」発表~Part3~

2月14日 この日3年生の総合は引き続き発表です。

今回も楽しくて、興味深い、でも考えさせられる発表がたくさんあったので紹介します。

 

〇1人目は水についての発表です。

「水」は限りある資源であり、大切にすべきです。使い方を工夫して節水を心掛け、意識することが大事です。

最後に、水に関する格差のことも話していました。

重い課題ですが、心に響く、考えさせられるメッセージだと思いました。

 

〇2人目は動画でネパールティーのおいしい入れ方の発表でした。

砂糖はすきなだけ入れていいそうです。(笑いが起きていました)

 

〇3人目はパシュトゥー語の書き方についての発表です。

最初の導入部分で「多文化共生」について話をしていました。ほかの国を知ること、理解することで「共に生きていくこと」につながると言っていました。そこで、この発表の本題のパシュトゥー語の書き方につながっていきます。

表記はアラビア文字と・・・(ここまでは誰でもわかります簡単ですけどと言いいましたが、みんなで大笑いしながらわかんないわよ~とつっこみを入れました)

パシュトゥー独自の音をあらわす8文字を使っているそうです。

難しいけれど、そうなんだともっと知りたいと思えるような発表でした。みなさんも「知らなかった」と言いながらよく発表を聞いていて、導入の「多文化共生」に一歩近づいた気がしました。

 

〇4人目はベトナムの料理、「ゴーイクオン」の作り方の発表です。

動画の途中に、注意点や、ポイントが書いてあり、わかりやすい動画でした。

日本語学習中の生徒ですが、日本語で一生懸命伝えていました。

 

〇5人目はSDGs17の目標のうち、5番「ジェンダー平等を実現しよう」についての発表です。

「大統領、管理職、パイロットなどで思い浮かべるのは男性ですか女性ですか」「では、家事や子供の世話で思い浮かべるのは?」と、質問し、みんなで考えながらすすんでいく発表でした。

みんなが顔を上げて考えています。引き込まれる良い発表でした。

どの発表も本当に興味深く、また考えさせられたり、楽しくて引き込まれるような良いものばかりでした。

2月10日(木)3年国語「漢文」

2月10日 この日の3年生の国語は「漢文」のルールを確認していました。「論語」から学びます。

基本ルールの確認から。漢文は古代の中国語の文です。

日本語とは異なった読み方なので、日本人からは「レ点ついつい忘れちゃう・・・」中国の人からは「送り仮名やふりがながない白文の方が逆に読みやすい」と漢字を使わない国から来た人からは「ひらがなしか読めない・・・」と国際色豊かな陽春だからこそ新しい発見やそれぞれの難しいポイントがありました。

置き字の説明です。日本では置き字は読みませんが、語調を整えたり、 微妙なニュアンスを出したりするなど「深い意味」があるようです。この文では「而」がそうです。ここでは、接続詞のような働きで、「そして~」のような意味があるようですと説明がありました。

みなさんプリントとホワイトボードをよくみています。集中力がすごいです。表情が真剣そのものです。

国語では、もう少し漢文が続くようです。難しい内容ですが、ゆっくり学習していきましょう。

 

ところで、この日は雪が降りました。陽春には雪が降らない国から来た人がたくさんいます。

休み時間に外をみて、帰るとき気をつけなきゃと言いつつ、ワクワクしている感じが伝わってきました。陽春のみなさんとワクワクや感動を一緒に実感できてよかったです。

2月9日(水)体育「バドミントン」

2月9日 さまざまな年齢層のいる、陽春分校ですが、今学期の体育はすべての学年でバドミントンをしています。

もちろん、ライオンとウサギにグループを分けて、運動強度や教わるスピードも異なりますが、それでも同じことをできるように、ケガの危険のないように考えて体育の授業をしています。

まずはみんなでネットを張ります。

力に自信がある人はポールを運び、他の人はネットを張る、ひもを結んだり、ラケットをとってあげたりといったように、協力して自分のできることをします。

自分の力で難しいことは、できる人に素直にまかせる。でもその代わり自分が手伝えるところは自分でやる。そうして支え合って学校生活を送っている姿は、間違いなく陽春の良さだと思います。

この日は、打つときの技を練習していました。先生から、後ろに転ばないように注意してね、と指示が出ました。

ハイクリア・・・高く遠くへ打ちます。

ドロップ・・・相手の陣地、ネットぎりぎりに落とす。「スマッシュのように強く打つとみせかけて、手前に落とす技です。」と先生に言われて、手前に落ちてくるとわかっていても翻弄されていました。

ドライブ・・・ネットぎりぎりを、地面と平行に打つやり方です。スピーディに返球します。

終わった後はみんな汗をうっすらかくほど、白熱していました。とても楽しそうにプレーをしていますが、負けないぞという意気込みも伝わってきました。熱くなりすぎてのケガには注意ですが、楽しく運動していてとても健康的でした。

2月8日(火)総合「国際理解 発表」~Part2~

2月9日 この日の総合も発表です。このグループは紙での発表が多いですが、わかりやすく、簡潔、でも情熱的な作品ばかりです。陽春の良さがたくさん出ているので、少しご紹介します。

自分の国の料理を作ってきて、動画を流したり・・・(トルコの料理だそうです。肉詰めコロッケのような感じで、少し辛いそうです。完成した写真をみておいしそうと声があがっていました。)

クラスメイトの出身国のことを調べて紙にまとめたり・・・(なんと、国旗をお弁当で表現しているそうです・・・!それぞれの国の特徴を「この国は~の世界ランキングが3位で~」など、面白い視点で発表していました。)

秩父の札所巡礼を実際に体験したことを発表していたり・・・(秩父の観音様の納められたお寺、34か所を回ることを札所巡礼というそうです。御朱印をいただきながら巡ったそうです。御朱印帳をみせたとき「かっこいい」「すてき」と、声があがっていました。)

埼玉県の伝統芸能をパワーポイントを使って発表している人もいました。

(みなさん埼玉に住んでいてもみたことのない芸能がたくさんあり、「初めてみた」という声があがっていました。)

どの発表もみなさん着眼点が面白く、また、今回のテーマは「国際理解」なので、自分の国のことを一生懸命に伝えようとしているのがよく感じ取れました。

発表が終わると、「おつかれさま」の意味もこめてみんなで大きな拍手を送ります。良い雰囲気です。この後も数週にわたって発表は続きます。楽しみです。

2月7日(月)総合「国際理解」発表~Part1~

2月7日 いよいよずっとみなさんが一生懸命に作っていた、総合の発表がスタートしました。

この日は第1弾です。

1・2年生はタブレットやPCで、3年生は模造紙でもタブレットでも良いことになっています。ルールとして、自分の作ったものや、したことを入れることになっています。

自分の国の料理やおやつについての発表や・・・

陽春にいる人の国のあいさつを動画でとって発表に使ったり・・・

問題提起をしてみんなに考えさせるような発表だったり・・・

自分の国の植物の育て方を発表したりと・・・

どれもよく調べてあって、見ごたえある作品ばかりでした。

発表のテーマもさまざまでとても面白いです。

発表が終わったら、みんなで評価します。発表でよかったところ、わかったところを書きます。

どの発表も興味深く真剣に聞いていました。

この先も発表が続きます。楽しみですね。

 

2月4日(金)音楽 歌舞伎「勧進帳」

2月4日 音楽では歌舞伎の「勧進帳」を学習していました。

 まずは、歌舞伎「勧進帳」の登場人物やあらすじの確認です。

義経や弁慶は兄から逃げています。捕まらないように、山伏の恰好に変装して逃げています。

「タイトルにもなっている勧進帳とはなんでしょう?」先生の私物の巻物をみせてくれました。

「勧進帳」はお寺などの寄付をつのるお願いや、名簿などが書いてある巻物だそうです。「勧進帳」をもっていることで、山伏だと証明できるそうです。

「では、弁慶たちは偽物の山伏ですが、勧進帳をもっているでしょうか?持ってると思う人~持ってないと思う人~」

 最後に歌舞伎を実際に観てみます。

言葉は難しいようでしたが、みなさん画面にくぎ付けになっていました。

この先の展開が気になりますね。

 次の授業を楽しみにしていましょう!

 

 

2月3日(木)国語「おくのほそ道 確認問題」

2月3日 3年生の国語の授業では、みなさん真剣にプリントとにらめっこしていました。(写真は違うクラスの同じ内容の授業の時のものです)

陽春では定期テストはありませんが、たまに確認テストをしています。

陽春では、中間テスト・期末テストはなく、成績で順位をつけたりもしていません。でも、どれくらい理解できたかな?という意味で、予告をして確認のためのテストをすることがあります。

今回は、おくのほそ道・平泉から出題されました。みなさん机の上には筆記用具だけ準備して、テストを受ける姿勢が、ばっちりできています。

問題文はすべてふりがながふってあります。漢字を学習中の生徒さんも、読むことができます。

終わった後に「むずかしかった~」と、きこえてきました。「でも点をとれたところがあるよ」と教えてくれました。

最後の問題で、「この作品は旅行中に書いた作品ですが、あなたはどこに旅に行きたいか、理由も含めて1文で答えなさい」という問いがありました。

「地獄に行ってみたいなぁ、行って帰ってきた人いないもん興味がある!」「松尾芭蕉が辿った道をいってみたいな。せっかく習ったしね。」さすが陽春のみなさん、素敵な考え方です。

確認問題は、緊張感があっても、楽しんでいる様子がどこかみられました。

陽春の良さがなんとなくあるように感じました!

2月2日(水)2年生社会「江戸時代・交通路の整備」

2月2日 この日の2年生の社会は江戸時代の話。「交通路の整備と都市の繁栄」という内容です。

江戸時代、車も電車もない時代なのでたくさんの荷物を運ぶために、船を使っていました。

先生が船の絵を描いて説明してくれました。

天下の台所(蔵屋敷と呼ばれる年貢のお米などを収納した倉庫がたくさんある)と呼ばれた「大阪や京都」から、将軍のいる政治の中心「江戸」への海路のルートを教わりました。

最後に先生が「くだらない」話をしてくれました。

上方と呼ばれた、大阪や京都からさまざまな「品質の良いもの」とされるお酒などを江戸に「下らせて」きていました。授業で習った、海路のルートです。一方、江戸の周辺でできたものは、「品質があまりよくない」または、「下る」ルートでこないので、「下らない」つまり、「くだらない」物とされたそうです。

この授業では、日本人の生徒さんがいないので、「くだらない」と言ったことも言われたこともないようでしたが、

とてもためになる「くだらない話」を楽しく聞いていました。

 

ところで、登校してきた生徒さんが、3階のホールのところでなにか写真をとっていたのでみてみると・・・

きれいな夕焼けです。癒されました。きれいな夕焼けを、教えてくれてありがとう!

2月1日(火)冬の大六角

2月1日 陽春分校では不定期に、星座に詳しい先生が「星」についての掲示物を作ってエントランスに貼ってくれています。今はみなさんとみるのが難しいので、ご紹介します。夜空を見上げてみてください。

南の空をみてください。「オリオン座」の赤い1等星(とても明るいという意味)であるベテルギウス、その左下の星空の中でいちばん明るい「おおいぬ座」のシリウス、そして、ベテルギウスの左にある「こいぬ座」の1等星プロキオン、この3つの星が作る三角形のことを「冬の大三角」といいます。これは結構有名なので、知っている方もいるかと思います。

ベテルギウスを中心にして「おおいぬ座」のシリウス、「こいぬ座」のプロキオン、「ふたご座」ポルックス、「ぎょしゃ座」のカペラ、「おうし座」のアルデバラン、「オリオン座」のリゲルがつくる6つの角をつないでできる六角形のことを「冬の大六角」といいます。「冬の大三角」の外側にあります。

宝石のように美しく輝いているので、「冬のダイアモンド」とも言われています。

ぜひ、今日星空をみてみてください。陽春の生徒さんで、星のことでわからないことがあったら、「星座に詳しい先生」に聞いてみてください。今3年生はお休みですので、上の説明がよくわからないときは、電話で聞いてもよいそうですよ!

1月31日(月)総合「節分・豆まき」

1月31日 この日の総合では先生が、なにかのお面をつけていました。

そのまま「節分」の話をききました。

陽春は海外から来た生徒が多いので、「節分」や「豆まき」を知らない人がほとんどです。

鬼が出ている豆まきの映像をみて、くすくすと笑いが起きていました。先生がつけていたお面は「日本のモンスター・鬼」でした。

そしてなぜ、豆をまくのか習いました。「鬼は外、福はうち」なんとなく聞いたことがある人もいたようです。

「豆はまくだけではありません 。どうすると思いますか?」実際に豆をみせてもらいながら先生に聞かれました。

「食べるのかな?」みなさん、感が良いです。「じゃあ何個食べると思う?」

「8個!縁起が良いから」「7かな?ラッキーセブン!」と予想をたてます。

先生が「人によって、食べる数が違うよ。陽春で一番多く食べる人は89個かな?」と言ったら

「あ!年の数!」とすぐわかったようです。「100個食べたいな~」とかわいらしい感想もありました。

年の数食べることで、邪気を払い、幸福や健康を取り入れることができるそうです。

豆まき集会は延期になりましたが、2月3日にみなさんもお家でぜひ「豆まき」をしてみてくださいね。

 

 

 

1月28日(金)道徳「仕事について考えよう」

1月28日 この日2年生の道徳は教科書の「宇宙人」というお話から、「仕事について考えよう」というタイトルで、行われました。

ある日、地球にきた宇宙人が、一人の少年を観察します。少年の名前は「リツ君」。リツ君は、将来、どんな仕事をするか悩んでいます。そのリツ君が、一人で食堂へきました。食堂にいたお客さんたちから、それぞれの仕事についての話を聞きます。その様子を見ていた宇宙人が、自然と役割分担を行い、助け合っている地球人に、おどろきと疑問を抱いているというストーリーです。

食堂、電機屋、魚屋、全くやりたくない仕事をしている人、花屋、イラストレーター、働いていない人の話でした。その後、「どんな仕事をしたいですか。そのわけも 書いてください。」と課題が出され、それぞれ考えました。

パイロット…どこにでも飛べるから

国際貿易…外国の人との交流ができる。国際分業の中で、自分の役割を果たすことで、達成感が得られる。

心理学者…様々な人々の価値観を聞くのが大好きだから。心理的な問題を抱えている人を助けたいから。

先生…陽春の先生に会って、そう思ったから。

医者…病気の人を助けたいから。

美容師…ファッションが好きだから。

と具体的な理由も述べられました。

 

 

最後に、「仕事をするときに 大切なことは なんですか?」を考え、発表しました。

一人一人が、「働く」という活動を通して、いろいろなことを深く考えていることが見てとれました!

 

1月27日(木)英語「ALTの先生」

1月27日 この日はALTの先生がきてくれました。3年生の1クラスは今年初めてALTの先生に会いました。

ALTの先生が、冬休みどんな風にすごしたかお話をしてくれました。

ALTの先生は年中暖かい国から来たので、初めて日本で雪を見て、とても興奮して、たくさん記念写真を撮ったそうです。

すてきな冬休みがすごせたようです。

それから、一人一人丁寧に、「How are you?」と、きかれました。

「I am sleepy!」「I am hungry!」「Fine thank you!」と元気に答えていました。

みなさん日に日に「How are you」に対しての返事の種類が増えてきたように感じます。

 ALTの先生との会話は基本的に英語ですが、みなさん積極的に会話をしようとしていました。

この調子で、これからも授業を受けていきましょう!

1月26日(水)3年美術「レリーフ」

1月26日 3年生はこの日の美術から新しいことがスタートしました。

どんなことかというと

四角い木に文字が書かれた紙を貼り付けて・・・

カーボン紙を紙と木の間に挟んで・・・

上からペンで文字をなぞっていきます。ずれないように、ていねいに、ていねいに。

紙を外して、カーボン紙で転写された文字を彫刻刀で彫ります。文字のぎりぎりを三角刀や平刀を使って彫ります。

削った木くずが付かないようにマイエプロンや、手を切ってしまわないように軍手を持ってきている人もいます。本格的ですね!

三角刀の頂点を基準に彫り進めてしまうと、だんだん文字が削れて消えてしまうので、角度や辺も意識して彫らなくてはいけません。

みんなで文字を彫って、なにを作っているかというと・・・

3年後に完成する新校舎で使う、校歌のレリーフです!3年計画で進めています。かっこいい文字は書写の得意な先生が、一文字一文字こだわって書いてくれました。

「私たちの代わりに新しい校舎に連れて行ってもらえるんだね。」「そうだよ~何年も何十年も何百年も残るんだから!」「何百年はどうかな~?」と楽しそうに、でも、卒業する日を思いながらていねいに作っていました。

 

作業が終わったら、さすが陽春のみなさんです・・・

自然と掃除が始まり、自然と役割分担をしてきれいにしていました。

本当にすごい、準備から片付けまで自主的にできる生徒の皆さんでした。

1月25日(火)体育 「バドミントン」

1月25日 体育は全学年、今週から「バドミントン」がスタートしました。うさぎグループの様子です。

まずはしっかりとストレッチをして・・・

ラケットの持ち方の確認です。

個人練習です。真上に打つのに慣れたら・・・

もっと、高く高く打つ練習です。

みなさん上達が早いです。

次はペアでラリーです。相手が打ちやすいように返球します。

みなさん汗をかくほど熱中していました。

ちなみにらいおんグループは・・・

ネットを挟んで本格的にバドミントンをしています。

けがなく、安全に、楽しみましょう!

 

1月24日(月)学習会と受験ガイダンスと願書

1月24日 授業開始前に、学習会や受験ガイダンスをしています。

陽春の受験生たちをサポートするために、5教科の学習会を先生たちで開いてくれています。

 

みなさんの受験勉強のサポートとはもちろんですが、高校に進学したあとも困らないようにと先生たちは考えて学習会を開いています。陽春の先生はベテランの先生が多いので、受験対策もしっかりとサポートしてくれます。

 

受験のガイダンスとして、願書の書き方も先生たちにフォローしてもらいながら作ります。

間違えないように下書き、お手本をしっかりと見ながら記入して・・・

書けたら、あっているか先生にチェックしてもらいます。

手厚いです。

みなさんが安心して受験できるように、先生たちもサポートを頑張りますね。

 

 

1月21日(金)道徳「あきらめないでやりぬく~父の思いを受け継いで~」

1月21日 この日の道徳、1年生は「あきらめないでやりぬく~父の思いを受け継いで~」というタイトルで、

1964年の東京オリンピックで使われた聖火台を作った鋳物師の親子についてみんなで考えました。

鋳物は陽春分校がある川口市の代表的な産業の一つです。

そのオリンピックの聖火台を作ったのは、なんと川口の鋳物師「鈴木萬之助・文吾さん親子」です。

聖火台を作るという依頼を親子で引き受けましたが、当時最高の技術を持つと言われた父、萬之助さんは、志半ばで亡くなってしまいます。文吾さんは一人残されて、途方に暮れました。文吾さんは一人でこんなに大きい鋳物を作ったことがありません。期限も迫っています。

「さて、みなさんが文吾さんならどうしますか。」先生に問われます。

このクラスでは満場一致で「作り続ける!」と答えました。「でも、無理かもしれないよ?いま断ればまだ他の人が作ってくれるかもよ?」と言われましたが、「あきらめない!やります!友達とか家族に手伝ってもらってでも!」責任感が強い人たちです。

「作る!」とクラス全員で決めましたが、それでも、作り続けた場合のメリット・デメリット、作るときのを止めたときのメリット・デメリットを意見を出し合います。

「では、みなさん、あきらめないでやりぬく意味はなんでしょう?あきらめないでやりぬいたとき、どんな風に感じる?」

このクラスの生徒は、「達成感がある」「がんばってやりぬいたなぁって自信になる」「もっともっと頑張ろうと思える」と答えました。すてきな思いがあるように感じます。

最後に、「青木町公園」にある、東京オリンピックの聖火台のレプリカが紹介されました。父、萬之助が作っていたものを手直ししたものです。陽春分校から歩いていける距離なので、「知らなかった!いってみたい」と声が上がりました。みなさんは、興味津々でした。

この授業をした先生が、聖火台のレプリカを持っていました。国立競技場がなくなるときに販売されたそうで、石のプレートが、実際に聖火台が乗っていた土台の石を使ったものです。

「えー!すごい!」実際にみてみるとより身近に感じたようでした。

「やりぬくこと」の葛藤、そして得るものを道徳を通して、よく考えられたようです。

1月20日(木)3年生国語「論語」

1月20日 3年生の国語では、どんな冬休みだったかスピーチをしていました。

感染症の流行で、いろいろなところに出かけたりはできなかったようですが、それぞれステキな冬休みがすごせたようです。

生徒が冬休みの思い出を発表し終わった後、国語の先生がたまたま参観していた保健の先生に

「冬休みはどうでしたか。」と聞きました。保健の先生は、快くお話をしてくれました。

保健の先生は、毎年おせち料理を家族で分担して作っているそうです。

自分が担当しているおせち料理を食べてくれた人の話をしてくれました。温かい気持ちにしてくれる良い話でした。

 

その後は教科書に入り、内容は「論語」です。論語は漢字がほとんどなので、少し解読が難しいです。

先生が読んでいるところをペンでチェックしながらおいかけています。

今回の授業から「デジタル教科書」を使っています。

こちらのクラスでは、ホワイトボードに「デジタル教科書」を投影して大きくみえるようにしました。

ホワイトボードに投影することで・・・

欄外に手で書くことができ、ワークシートのように使うこともできます。

みなさんがよりよく学べるように、先生たちも日々たくさん考えています。

「デジタル教科書」、現代的で少しワクワクしますね。

「論語」は難しいかも知れませんが、学びが深まるだけでなく、楽しくなるといいな、と思いました。

1月19日(水)みんなで「わっはっは」

1月19日 この日全クラスに「ほけんだより」が配られました。

陽春では「ほけんだより」配布時に、ポイントを説明しつつみんなでやってみています。

 今回のほけんだよりには免疫力アップの特集があり、その中で「笑う」というのをみんなでやってみました。

まずは「ほけんだより」の内容をみんなで読みます。

そして、「じゃあみんなで笑いますよ!わっはっはっは!」先生が大きな声で笑わせます。

みんなとっても良いすてきな笑顔です。

最初はみなさん照れていましたが、先生たちの笑い方につられ笑いで笑いの連鎖がおきていました。

すてきな学活でした。

1月18日(火) 1・2年美術「陽春版画暦」

1月18日 1・2年は今年初めての美術がスタートしました。この日から新しい作品作りが始まります。

それは・・・

陽春オリジナル、版画の暦(カレンダー)を作ります!

2年生は去年版画で彫刻刀を使用しましたが、1年生は彫刻刀自体使うのが初めての人ばかりです。

ケガをしないように、先生が丁寧に説明をします。皆さんは、しっかりと説明をきいています。

 さて、いよいよ版画用のゴム版が配られました。練習です。名前を彫ってみます。

マジックで名前を書き、その線のぎりぎりの縁を三角刀で切ります。

その線に向かって、丸刀で文字の周りを彫っていきます。

練習なので、まだ失敗して良いのですが、思わず緊張して、呼吸するのを忘れてしまいます・・・

すごい集中力です・・・

うまくいくようコツをもう一度先生に聞きます。

少し緊張しますが、さくさく彫れると楽しそうです。

ケガに気をつけて、すてきな作品を作ってくださいね。

 

 

 

 

1月17日(月)数学「図形パズル」

1月17日 この日3年生の1クラスでは「三平方の定理」を理解するために、図形でパズルをしていました。

 

配られた図形を線の通りに切って・・・(2つの正方形を線の通りに切ります)

みんな真剣に、もくもくと線の通りに切っています・・・(おしゃべりもなしです)

切った図形をすべて使ってパズルのように組み立てます。「こっちむき?こうすればできるかな?」

無事にパーツすべてを使って、一つの正方形にすることができました!

生徒に感想を聞いてみると、楽しかったそうです。

計算をするだけでなく、実際につくってみると、より学びが深まったようでした。

1月14日(金) 道徳 国際理解「その子の世界、私の世界~世界の子供たちの状況を知る~」

1月14日 この日、4時間目は全クラスが道徳でした。

3年生の1クラスでは、4時間目までに7枚のイラストから自分が気になるものを選んでおくように言われました。

世界の子供たちの写真の一部だけのイラストです。

同じイラストを選んだ人同士でグループを組みます。

このイラストの隠れているところはどんなイラストが続いているのか、グループで話し合います。

先生から、全体の写真が配られました。少年兵の写真や児童労働、地雷教育を受けている子供、スモーキーマウンテンで子育てをしている少女の写真など、目をそむけたくなるような写真です。

生徒たちも「予想してた通りだけどつらいな」「よくみると悲しそうな顔をしてる」と、言いながら悲しそうな顔でした。そこから感じ取ったことをグループで話し合います。

次に、発表します。他のグループはフルの写真をここで初めてみました。どの国の写真のときも、みんながつらい、でも目を背けてはいけないと、他のグループの発表を一生懸命に聞いていました。

発表がすべて終わると先生から「では、この現状を知って、自分にできることはなにか、考えてください」と言われました。

「ちゃんとしたところに募金をする」「ボランティアにもっとたくさん参加する」「たくさん知って、他の人にも伝えて、もっと大きな力にする」などさまざまな意見がでました。

じつは陽春の生徒たちは休みの日に有志で、ユニセフのボランティアに参加しています。

陽春分校にはこの写真にのっている国からきた生徒もいます。クラス全体が他人事ではなく、自分でもできることはないか、それぞれが自分の国のことのように一生懸命に考えていました。

深く考えている姿が、「道徳」の授業らしい姿だなあ、と思いました。

 

1月13日(木)さまざまな感染症対策

1月13日 今回は、学校で行っている感染症対策の一部を紹介します。

まず、登校して校舎に入るときに検温と消毒をします。

夜の学校なので、朝体温を測ってきていても、学校にくるまでに体温が上がってしまっていないか、学校にきたときの体温がわかるので安心です。

 

3年生は人数が多く授業は分けていますが、始まりの会と終わりの会は一斉です。

そのためできるだけ机の距離を離し、教室の仕切りをはずして2つの教室を使い、面積を広くとっています。

授業で2つの教室を使う必要があるときは・・・

可動式の仕切りで分けます。生徒さんたちが手伝ってくれています。

 

卒業式の歌が「Believe」という曲に決まりました。歌の練習をしたいのですが、みんなで歌うというのは厳しいようなので・・・

1列ずつ窓の方をむいてあまり大きな声をださないように練習しています。もちろん換気もばっちりです。

 

今回ご紹介できたのは学校内の感染症対策のほんの一部に過ぎませんが、先生たちはみなさんが安心して学校に通えるよう、たくさん考えています。みなさんも「手洗い・マスク・換気」をしっかりとして、感染症を防ぎましょう。

 

1月12日(水)校長会テストと3年生の授業

1月12日 この日は校長会テストが行われました。受験をする人は11:40分集合で、いつもよりも6時間近く早い登校でした。

3年生は受験前最後のテストなので、今年高校へ進学する人たちはほとんどこのテストを受けていました。

一生懸命問題を解いています。テストの様子を聞いたら「むずかしかった~」「つかれたー」と言っていました。でも、テストの緊張感から解放されて、少しほっとした様子でした。おつかれさまでした。

 

今回は3年生の長い1日の様子を追ってみました。テストが終わって少し休憩したらすぐ授業です。

3年生の1クラスは1時間目が理科でした。

テストを受けたことでばてていないかなと心配でしたが、モニターでオリオン座を見ると「校外学習のプラネタリウムででみたよね」と、笑いながら話していました。元気そうでよかったです。

角度の問題が入った問題があって「え、、、理科なのに数学・・・?」と少し大変そうな表情をしていました。

でも、ところどころ面白い解答などがあって、笑いが何度も起きていて、和やかな良い雰囲気でした。

 

2時間目は数学だったようです。「三平方の定理」の学習で、「図形」を切って組み立ててたりしたそうです。

 

3時間目は体育と美術がありました。

まずは体育です。

テストがあったのでいつもより早く活動していたから眠くなってないかしらと見に行くと・・・

あいかわらずラジオ体操が上手でした。シャキッとかっこいいです。

ひさしぶりの体育なので、体をほぐすためにもいつもより多めに準備体操をしていました。

まずはボールの感覚を思い出すために、ペアで投げあいをします。最初は前方向に。

そして後ろ方向にパスも。

「腕だけの動きではなく、全身を使ってボールを送り出しましょう。その方が、全身の運動とストレッチになります。腰が痛い人は無理しないでくださいね」と、先生から指示がありました。

陽春にはさまざまな年齢の人がいて、普段から運動をしている人ばかりではありません。せっかく体育をするのなら、無理せず、できる範囲で体に良いことをしようと先生たちは考えています。

オーバーハンドパスとアンダーハンドパスの復習です。しばらく期間があいてしまいましたが・・・

しっかりと腰を落としてパスしていました。みなさんいい動きです。

 

次に美術です。

「立体絵画」が終わった人は木の板を彫刻刀で削るというのをしました。

どこを削ったかわかるように板にチョークで色をつけてから彫るんだそうです。

なんのために木を彫っているのかはまた後日、ブログで紹介しますね。

 

ついに帰りの会です。いつもより長い1日が終わろうとしていましたが、

最後までニコニコと元気にすごしていました。

長い1日おつかれさまでした。

1月11日(火)「今年もよろしくお願いします」&始業式&今年の1字

1月11日 冬休みも終わり、新学期が始まりました。私は皆さんが登校してくるのをエントランスで待っていると、生徒さんたちがそれぞれ足をとめて、「今年もよろしくお願いします」と声をかけてくれました。日本で生まれ育っていない生徒さんでも日本式の挨拶をしてくれました。みなさんの元気な様子がみれてうれしかったです。

始まりの会の様子をみにいくと・・・

それぞれの出身の国のことばで「あけましておめでとう」を書いていました。

カタカナで読み仮名をつけて、みんなでよんでいました。

お手本の人が先に読んでまねをしますが、パシュート語などスピーディな発声のもののときはお手本のまねが難しそうでした。すかさず、周囲の生徒が「はやいよ~」と声を上げると、みんな爆笑していました。明るい新学期の始まりでした。

1時間目は始業式です。

「礼」で始まり、「礼」で終わります。ビシッと決まった「礼」がかっこいいです。

始業式が終わったらクラスで学活でした。3年生は「今年の1字」を書いていました。自分の今の気持ちを誰に、どんな気持ちを伝えたいか、漢字1字で、きれいな紙に書きました。

昔の漢字で書いている人がいたり・・・

辞書を使って気持ちを表す漢字を調べたりと、みんな一生懸命でした。

墨を使って清書します。習字道具は久しぶりなので、たくさん練習をしている人がいて・・・

一方で思い切りよく一筆で決める人がいたりと・・・

それぞれのらしさがでていて面白かったです。

もう一つのクラスも同じように書いていました。

どれも思いがこもった良い1字です。

新学期も楽しく元気に皆さんらしくすごしましょう!

 

12月23日(木) 終業式とステキな飾り

12月23日 この日は終業式でした。

教頭先生からのお話です。みなさん真剣に耳を傾けています。

「変」という字を掲示してのお話です。少しでも良い変化をして新学期に会えるのを楽しみにしていますという内容でした。

校歌も歌いました。全校で歌うのは初めてのことです。指揮も生徒です。上手に歌えていました。

最後に教室に戻って、今年最後の帰りの会です。みなさんで元気よく「メリークリスマス~&よいおとしを~!」といってお別れしていました。年の瀬も明るい生徒のみなさんでした。

 

数日をかけて、陽春分校の中で生徒のみなさんが、さまざまな飾りをしてくれました。

葉ボタンは、園芸が得意な先生が陽春分校で育てたものです。とてもきれいに咲きました。せっかくなので一緒に生けてもらいました。

飾りはオリジナルで作成しているので、どれもユニークで、みなさんのセンスが光り輝いていました。

しばらく学校はお休みですが、風邪や事故、コロナ感染にも気をつけて、1月11日、元気にお会いしましょう!

みなさん、メリークリスマス~&よいおとしを~!

 

12月22日(水)1・2年合同「百人一首大会」大掃除・集会

12月22日 この日は普段とは少し違うイベントが盛りだくさんの1日でした。

まず1時間目、1年生と2年生は合同で「百人一首大会」を開催しました。

「これかな?」「こっちじゃない?」「こっちにはないよ~」「先生、もう一回読んでください!」と、和気あいあいと他学年との交流を楽しんでいました。

 

2時間目は大掃除です。今回は大掃除なので、普段しないところも掃除をしました。

さすが陽春の人たちです。お掃除がとても上手で、ほんとうに隅々まできれいにしていました。

 

3時間目は全校で集会です。

まず、生徒会の任命式がありました。

ビシッと良い姿勢で、すてきでした。

そのまま生徒集会です。まず、副会長から以前行われた「赤い羽根共同募金」についての報告がありました。

生徒会長からの話です。

司会も生徒会副会長です。

役員選挙以来、初めてみなさんの前にでて、お話しをする機会でした。少し緊張しているのが伝わってきましたが、立派にやり遂げました。

そのあとは、先生から交通安全の話をしてもらいました。自転車を実際に使っての説明です。

最後に「社会科マップコンテスト」と「川口こども造形展」の表彰がありました。

表彰者には大きな大きな拍手が送られていました。

表彰されなかった人たちの作品もどれも素敵なものでしたから、表彰者は特に素晴らしい作品だったと思います。

おめでとうございました!

12月21日(火)3年道徳「いつわりのバイオリン」

12月21日 この日の3時間目、3年生は道徳でした。「いつわりのバイオリン」というお話です。

まず、先生から「この音楽を聴いて~」と言われ、耳をすまします。バイオリンの音が響きわたります。

「さて、今日はこのバイオリンに関する話ですが、演奏している人ではなく作る人のお話です」と説明されました。

 

有名なバイオリン作りで、師匠であるフランクとその弟子ロビンの話です。

ある日、有名な演奏家から、バイオリンを売ってほしいといわれたフランク。自分の満足のいく作品はすでに売れてしまって、満足のいく作品は期日までに作れるかもしれないし、作れないかもしれない状況です。

先生から「この場合みなさんがフランクならどうしますか?引き受ける人!」と問われ・・・

引き受けると答えた人が結構いました。「でも、期日までに納得いく作品ができるかどうかわからないよ?」と言われ、手元には、優秀な弟子のロビンが作ったバイオリンがあります。そこで「ロビンのを紹介します。」という意見がでました。「演奏家は有名なバイオリン作りの、フランクの作品がほしいっていってるけど・・・」と先生は話しました。

結局、フランクは仕事を引き受けて期日までに作り上げましたが、期日の日の朝弾いてみると、自分が作ったバイオリンの音色は満足のいくものではありませんでした。フランクは「困った、どうしよう」と追い詰められていきます。そのとき、ロビンの作ったいい音色の出すバイオリンが目に入り・・・

察しの良い生徒のみなさんから「先生だめ!それだけは!」と・・・

「あー!!」

ロビンのネームシールを剥がして、自分のフランクシールをはってしまいました。

フランクは、ロビンの作品を自分のものとして売ってしまったのでした。みなさんは悲しそうな顔になりました。

ロビンのバイオリンを渡された演奏家は、素晴らしい演奏会を行い大成功を収めました。そして、バイオリンを作ったフランクも賞賛され、たくさんのお金が手に入りました。しかし、フランクは、その後元気がなくなってしまいました。そんな元気のないフランクを見た弟子たちは、次第にフランクの元を離れていきました。(フランクのイラストを折り曲げることで、元気がない感じを表現しています)

「では、フランクはどうすれば元気を取り戻すことができると思いますか?近くの人と相談してみてね」と言われ

手を挙げて意見を言います。

「世間に本当のことを言う」「ロビンにまずあやまる」「もう一つ良いものを作って新しいものをわたす」

 「ロビンがどう思っているかわからないからまずはロビンと話す」など、いろいろな意見が出ました。

最後に先生から、数カ国語に翻訳されたプリントが配られました。

ロビンからフランクにあてた手紙です。憧れのフランクのもとで修行できたのは生涯の宝であり、今でもバイオリンを作っているが、フランクを超える作品は作れないと・・・

うんうんとうなづきながら生徒全員がきいています。

ロビンの気持ちを知れて、みなさん少し安心したようです。

ハラハラしたり、悲しそうだったり、安心したり、感情豊かなみなさんの様子が良かったです。

さて、この日の道徳のテーマは「よりよく生きる喜び」でした。

フランクとロビンの生き様を通して、皆さんがテーマについて考えられていたら良いと思いました。

12月20日(月)技術「スタンド完成間近!!」

12月20日 この日から3時間授業になりました。3年生の1クラスは最後の技術の授業でした。

このクラスは、3時間連続技術の授業でした。私は2時間目に訪れてみました。

3時間目には完成させなくてはいけないこともあり、

完成間近の人はおちついて、もう少し時間がかかりそうな人は急いで作っていました。

やすりをていねいにかけたり・・・

ニスをぬったり・・・

釘を打つポイントをきりであけたり・・・

釘を打って組み立てたり・・・

ニスを塗って乾かしている間に、アドバイスして手伝ってあげたり・・・

板を押さえる手伝いをしてあげたりしていました。

「手伝って」と言わなくても、自然と困ってる人を助けてフォローしていました。どのクラスも優しい人たちばかりですが、それが随所に見られた技術の時間でした。

いつもは、周りに集まって暖まるのに大人気のストーブですが、技術ではニスを乾かすのに大人気でした。

12月17日(金)校外学習「プラネタリウム」

12月17日 この日、全学年で川口市立科学館にある「プラネタリウム」に校外学習として行ってきました。

現地集合なので、徐々に集まってきます。先生が作ってくれた、この日見る予定のプログラムのチラシを多言語化したものを受け取り、ワクワクしながら集合時間を待っています。みなさん遅刻しないようにと早めにきていて素晴らしかったです。

「集合~!」の声がかかりました。水上自然教室の教訓をいかして、2列ずつ整列します。

いよいよプラネタリウムに入ります。まずは入り口で検温して・・・

OKなら消毒して・・・

入場です。プラネタリウムの方から、「どこからでも見えますが、おすすめは後ろの方です」と言われて、誘い合って、「ここあいてるよ~、おいでおいで」と仲良く座っていました。

座席がリクライニングすることがわかり、快適さに「いいね~」と言っていました。

さて、プラネタリウムが始まりました。ここから写真は禁止なので、みなさんの反応を文で伝えさせていただきます。

まずは、川口の現在の時間に合わせた空が映し出されています。夜、6時半頃なので月や星がみえましたが、みなさんの反応が一番良かったのは、木星が紹介され拡大したときです。

以前からお伝えしている通り、陽春分校では不定期で、天体に詳しい先生と、空を望遠鏡でみることがあり、木星もみたことがありました。それを覚えていた人たちは「あ!木星!みたことある~いつもよりもっとどアップだ」と反応していました。

周りの電気がなかったとして、星がどれくらいみえるかと、会場が真っ暗になったとき、みなさんから「おぉ~」と、期待感が伝わってきました。明かりさえなければ、この川口でも見られるいろいろな星座を詳しく教えていただきました。

その後は、上映プログラム「アポロストーリー 月への挑戦」をみました。アポロ計画に携わった人や、できごとの物語です。

みなさん静かにみていました。終了して会場をでると・・・

お話がつきないようでした。とくに印象的だったのは、「アポロ計画に携わった、数学者の女性チーム素敵だったな」という意見です。パソコンもない時代に軌道計算を手で行った数学者たちを素直に賞賛していました。

みなさん口々に「楽しかった~」「勉強になったな」と言っていました。充実した校外学習になって良かったです。

 

12月16日(木)英語「リテリング」

12月16日 この日ALTの先生が来るのが今学期最後でした。英語の授業は「リテリング」でした。

「リテリング」とは英語の文を読んだあと、原稿をみないで、自分の言葉に直して他の人に伝える活動です。

まずは、ALTの先生と「How are you?」「I'm good!!」「Oh! Nice」とごあいさつから。

先生からイラストの紹介です。

もしかして、すぐ発表・・・?という緊張感が漂いましたが・・・

ペアで練習の時間をもらえてほっとしていました。

さて、いよいよ発表です。

教科書で読んだ内容をそのまま暗記して発表するわけでなく、絵をみながら自分の言葉で相手に伝えなくてはいけないので大変です。

ところどころつっかえてしまっても、緊張して忘れてしまっても、みなさんやりきりました。

ALTの先生から「アイコンタクトがしっかりできていたのがよかった」「笑顔がすばらしい」など必ずほめてもらっていました。

ちょっと失敗しちゃった・・・という表情の人もいましたが、発表が終わった後、みんなに拍手をもらって、先生にもほめられて、「にこっ」としていたのがとても良かったです。

12月15日(水)音楽 箏「さくらさくら」

12月15日 この日の3年生の音楽は、今学期最後でした。3年間箏を学習した人もいるので、集大成という感じがします。今回は「さくらさくら」を演奏します。「さくらさくら」は初めて習います。

まずは1フレーズずつ。声に出して楽譜をよみます。

箏を弾きたい気持ちをぐっとこらえて、先生のお手本からです。

先生の周りに集まって音をよくきき、手・指の動きをしっかりと見ます。

次に各々練習タイムです。(みなさんは1回目と比べると、箏に対して斜めにかまえられるようになっています)

できるようになったら、先生にアピールして検定を受けます。

合格したら、「ミニ先生」になり、まだできていない人に教えに行きます。

どの「ミニ先生」も「教え子」が合格するように、一緒に「七・七・八~♪」と歌いながら力の入った熱心な指導をしてくれています。

「さーとォも(里も)」のところは「七-八七六-」と1拍の中2つ音を入れなくてはいけなので苦戦していた人が多かったです。「ミニ先生」が手を使ってリズムを教えています。

キーボードのときから登場した「ミニ先生」制度、教える方も、教わる方も良い学習になっていて、とても良い雰囲気でした。 

12月14日(火)体育「ソフトバレーボール」

12月14日 この日の体育は3年生、ライオンもうさぎもソフトバレーボールをしています。

ネット張りもみんなで準備します。

授業の回数を重ねるにつれ、みなさんどんどん上達しています。下の写真は、ライオングループの様子です。

ペアでレシーブの練習をしてから試合をしました。みなさん、一生懸命ボールを追いかけているので、写真が残像ばかりになってしまいました・・・

うさぎグループの様子です。こちらもレシーブ練習をしてから・・・(躍動感がすばらしいです)

4人でレシーブで続ける、ラリーの練習です。目標は10回続けることです!

ここからは見学の生徒さんがチームメイトの頑張っている姿を収めようと、写真をとってまわってくれました。

みなさんしっかりとボールをみています。以下は試合の風景です。

写真をとってくれた生徒さんが「動きが速いから写真をとるのがむずかしかった~」と、言っていました。

みなさん一生懸命にボールを追いかけていたからですね。たくさんの残像の写真が逆に良い感じがします。

授業後、生徒さんから「みてみて~」と言われてみてみると・・・(少し痛そうなので苦手な人は閲覧注意です) 

腕が赤くなっていました。「頑張ったからだね~」と言い合っていました。その通りだと思います。

授業に一生懸命な姿がこんなところからもよくわかりました。

12月13日(月)3年総合 それぞれの発表準備

12月13日 この日は3年生の総合がありました。体育と交代でしているので、3年のうさぎグループです。

以前、ブログで紹介しました、らいおんグループと違って、発表スタイルは手書きが人気です。

各々が発表にむけて準備しています。

のりで貼って、しっかりと乾かしている人がいたり・・・

レイアウトを考えたり・・・

クラスメイトの国のことを調べて書いている人がいたり・・・

本やタブレットを使って調べたりしている人がいました。

どれも入念な準備と調査、よりわかりやすく伝わるように発表資料を作っていました。

完成して発表の日が楽しみです。

 

空が澄んでいて、星や月がきれいにみえました。

12月10日(金) 3年道徳「幸せとは?」

12月10日 この日から3年生は道徳です。3年生の1クラスでは、「幸せ」について考えていました。

先生から紙が2枚配られて、「幸せだとおもうときはどんなときか」「その幸せのためにはなにが必要か」書くように言われました。グループで考えます。たくさん意見を出します。

ホワイトボードに貼って、意見をシェアします。「あー、それ、私も幸せと感じる!」と、幸せだと感じることがたくさんあって書き切れなかった人もいたようです。

先生が、一人の青年の話を読み上げます。

これは、ある医師の実話をもとにした、さだまさしさんの「風に立つライオン」の内容です。

医者として夢であった、アフリカに派遣された主人公が日本にいる元恋人にむけて送った手紙の話です。

主人公は危険な地域で、毎日働き、薬や施設も十分ではなく、つらいこともたくさんあるが、幸せだといいます。

「では、なぜ、この青年は幸せだと思ったのでしょう?」と先生から聞かれ、考えて意見を書きます。

日本語で十分に思いが伝えられなくても、なんとか書き出して、自分の気持ちを伝えます。

幸せのかたちや、幸せだと思うことは人それぞれで、また、夢も人それぞれであるということがわかりました。

幸せについて話あっているにこにこ顔が、みなさんすてきでした。

 

12月9日(木)3年生理科「地球の自転」

12月9日 3年生は大きな地球儀を使って「地球の自転」について学習していました。

まずは、「地球はどっち方向にまわってる?」と聞かれました。

先生が地球になって回っています。(思わずみなさんにっこりと笑顔になっていました)

「昼と夜があるのはなんで?」(ライトを太陽にみたてて、地球を照らします)

「太陽が東から出て西に沈むから?」「そうだけど、それだと太陽が動いているか、地球が動いているからかはわからないよね」「だから昔は太陽は太陽が動いていると思われていたけど、今は地球が動いているからというのがわかったんだよ」と、質問、応答を繰り返しながら、地球儀とライトを使って照らされている部分を確認します。

「では、どれくらいのスピードで地球の周り(赤道)を回っているでしょうか」と質問され・・・

時速の計算です。「わー!数学、、、」と、少し苦戦していましたが、答えをだすことができて安心していました。

先生から「赤道のところと、南極のところでは太陽の出方や動きが違うよ。来週は南極にいって実際にどうか確認してみようか」と言われて「えー!先生寒いよ!」と面白いコールアンドレスポンスで笑いがおきていました。

12月8日(水)3年社会「社会運動」

12月8日 普段日本語の習熟度で2つにわけているクラスですが、この日は全員で社会の授業を受けました。

まずは先生から「みなさんメーデーを知っていますか?」と、聞かれました。

みなさん聞いたことがあるようです。

「では、メーデーは祝日ですか?」と聞かれ、日本人以外はみんなうなづいていました。外国人が多くいるクラスなので、だいたいの国が祝日であることがわかりました。「では、メーデーはどんな日?」

そこから、日本におけるメーデーの話に授業は発展していきます。

日本であった「労働争議」「小作争議」など「社会運動」のことを教わります。

いまでは普通にある「権利」を社会運動によって獲得してきました。「昔の人は大変そう・・・」という反応でした。日本語の習熟度にばらつきがあるので、みんなわかるようにいつもよりジェスチャー多め、漢字にはふりがなをふり、大きく表示して、難しい言葉はかみ砕いて説明して、みんながわかるように工夫しています。

そしてあらゆる、差別問題の話に・・・

「全国水平社」の水平の説明をしているところです。この先生のジェスチャーをみてみなさん「あー!水平ってそういうことか!」と言っていました。

日本の話でしたが、外国人のみなさんは自分の国のことを照らし合わせて考えていました。

 いつも明るいクラスですが、差別の話のときは悔しそうで悲しそうな、つらい表情をうかべて「どうして差別はおきてしまうの。納得いかないな」と言っていました。社会の授業でありながらも、考えさせられる授業風景でした。

12月7日(火)3年生美術「立体絵画」

12月7日 3年生の美術は、それぞれが描いた絵を元に、立体絵画を作っています。

背景に色を塗って・・・

立体にしたいパーツごとに色を塗って切り取り・・・

失敗しないようにと、緊張感が伝わってきます。

パーツが切れたらベースの絵に重ねていきます。構成を間違えないように何度もシミュレーションします。

立体にしていくのは簡単そうに見えてとても頭を使うようです。全体のバランスをみつつ、逆算して奥行きをださなくてはいけません。困ったら友達にアドバイスをもらって助けてもらいます。

完成した人もいます。どの作品もとても素敵で個性がよくでています。お互いに作品を見せ合って、「そういうのが好きなんだ!すてきだねな作品だね」と、新しい発見にもなったようです。

全員が完成するのを楽しみにしています。

12月6日(月)総合「発表準備」 国語「おくのほそ道」

12月6日 総合は発表にむけてどんどん準備をすすめています。3年生は発表の形式が自由なので、

大きな模造紙に描いている人がいたり・・・

タブレットのアプリを使ってスライド資料を作っている人もいます。

絵の配置や字の大きさもていねいにバランスをみて、こだわりがみえます。

自分で考えたテーマで、パソコンや本を使って調べたり、資料を集めてわかりやすく作成しています。

発表資料はそれぞれのセンスや個性がでていて、面白いものができそうだなと、完成が楽しみです。

 

3年生の国語は松尾芭蕉の書いた「おくのほそ道」を学習しています。

まずは松尾芭蕉についてです。共に旅した、弟子の曽良という人のこともあわせて学びます。

旅といっても、今の楽しい旅行のようなものではなく、もっと過酷だったそうです。

いよいよ冒頭の部分に入っていきます・・・

「古人」=芭蕉のあこがれた、李白、杜甫、西行、宗祇をさすなど、ていねいに解説を受けます。

「おくのほそ道」では、歴史的仮名遣いが使われています。歴史的仮名遣いは前の週に学習したそうですが、実際に文章ででてくると、見慣れないので難しいようでした。

焦らずに、学びが深まると良いですね。