2022年2月の記事一覧
2月18日(金)音楽 歌舞伎「勧進帳」
2月18日 この日の音楽は歌舞伎「勧進帳」の鑑賞最後の日でした。
前回、偽物の「勧進帳」を読み上げ、富樫から投げかけられるさまざな問いを、すべて答えることで疑いがはれた弁慶たちでしたが、まだそれだけではないんです・・・と、不穏な感じで終わっていました。
関所を通れると安心したところで、番兵の一人に、「義経に似ている」と指摘されてしまいました。
さて、その疑いを晴らすために、弁慶はどうしたでしょう。
まわりと相談して考えます。
「棒をもっているから、これで手品をしてみんながびっくりしているうちに逃げちゃう!」「棒で富樫たちを倒して逃げる」といった面白い意見が出てきました。
答えは、主君である義経を棒で叩くことで、義経でないということをアピールした。でした。
通しで鑑賞します。真剣に画面をみて、引き込まれていました。ストーリーを習ったので、しゃべっている日本語は難しいですが、今このシーンだなと、イメージできたようです。
逃げようとしたが、富樫によびとめられました。疑ってしまったお詫びに、お酒をふるまってくれるそうです。
お酒をたくさん飲んだ弁慶ですが、扇子をもってなにかしようとしています。なにをしようとしているか周りとまた相談します。
「手品で鳩を出す!」「大道芸!」と、みなさん面白すぎる考えです。
弁慶はお酒のお礼にと舞を舞って、そのうちに義経たちを先に行かせます。
みなさん動画にくぎ付けです。
観終わった後、自然と拍手がおこりました。本物も観てみたい!と、興味がわいたようです。この先も音楽の授業は多種多様な授業が展開されるようです。楽しみですね。
2月17日(木)「進路ガイダンス」と理科「地球と人間」
2月17日 この日は進路ガイダンスがありました。来週はついに受験です。
この日はプリントの提出がありました。乗る電車や、誰と行くかなど当日の動きを事前に自分で調べて書いた、試験当日の動きのプリントです。受験生のみんなが安心して受験ができるようにと、陽春の受験担当の先生が作ってくれました。手厚いサポートです。
事前指導です。配布されたプリントを見ながら進めていきます。内容は当日までに準備することや、コロナ感染症に関わることなどです。こちらも、受験担当の先生が、何度も何度も受験要項を読み込んで、みんながわかるように作ってくれました。もう一度言いますが、本当に、受験生のみんなのためを考えた手厚いサポートだなと思います。
体調に気をつけて、全力を発揮できるよう、願っています。
さて、3年生の理科は教室で行っています。
「地球以外の惑星や天体に動物はいると思いますか?」という質問からのスタートでした。
「いると思う」と答えた人が多かったです。「微生物くらいいるんじゃないですか?」と、言った人がいました。良い着眼点です。でも答えは「今のところはいないと思われる」そうです。
生命が存在するための条件は、「空気」「水」「温度」があることが必要だそうです。
「じゃあまずは空気。空気はどんな成分でできてるかな?」という先生からの問いに「酸素!」と元気よく答えます。「化学式は?」ときかれ、一瞬みなさんの動きが止まりましたが、無事に「O2です!」答えがでました。
「水」の説明です。「氷を水に入れると浮かびますよね?体積が違うからです。」
同じ質量でも、液体(水)の方が固体(氷)より重いそうです。「氷になるとなにかが小さくなります。何でしょう」ヒントは、「み〇〇」です。と、言われて、「みかん!」と元気よく答えてみんなで笑っていました。
答えは「みつど」でした。実験のスタイルでの授業でなくても、笑いがあふれる明るい授業でした。
2月16日(水)3年生 最後の美術
2月16日 この日3年生は3年間の美術、最後の日でした。1日特別授業で作業日がありますが、授業としては最後です。
新校舎の校歌に使う「レリーフ」を作る続きをしています。みなさん彫刻刀の使い方にだんだん慣れてきました。
職人のような雰囲気がかっこいいです。
真剣にケガをしないように彫り進めていますが、近くの人とお話をしながら、楽しく作っていました。
おいしい韓国料理の作り方や、相談ごと、冗談や宿題のこと、作品を褒め合ったりと和気あいあいとした、明かるく楽しいムードです。
作品をつくるのはとても大切なことですが、それだけでなく、それ以上に大切な時間を過ごしているように感じました。
完成品です。写真では伝わりづらいですが、3㎜くらい字が浮き上がるように一生懸命彫っています。
さて、作業が終了すると・・・
先生に言われなくても自然に掃除が始まります。むしろ授業開始前よりきれいにするくらいの勢いだそうです。
最後は先生のお話をよく聞いて・・・
3年間の気持ちを込めて「礼」で締めくくりました。
最後の授業ときくと、さみしいですが、まだまだ授業や学校生活は続きます。
みなさんの良さを最後の最後まで、このブログで伝えていきます。
2月15日(火)総合「国際理解」発表~Part4~
2月15日 総合の発表はまだまだ続いています。この日はうさぎグループの発表です。
1人目は「地球環境」についての発表です。
この発表者の方は、自分のお子さんに世界の環境の現状を教えて、自分たちでできることを、一緒に取り組んでみたそうです。たしかに、下の世代に今の問題を伝えていくのも、大切なことですよね。
2人目は「環境問題」についての発表です。CO2を削減することを調べました。
CO2削減のために家で自分たちが取り組めることだけでなく、企業の責任などたくさんの情報がまとめてありました。
3人目は「難読漢字」についての発表です。世界の地名(アメリカなら米国のような)や、日本の旧国名(大阪周辺を摂津というような)を漢字で表したものです。
この発表者の方は、スマホやタブレットなどの普及により、漢字を書く機会が減ったとことから、漢字を大切にしたいと思ったことがこの発表にするきっかけになったそうです。世界の国名は当て字がほとんどなので、「こんなに面白い漢字の国もあります」と紹介していました。
4人目は「オクラ」のことを発表していました。
オクラにもいろいろな種類があって、花の部分を食べるオクラだったり、赤い色のオクラ、オクラキングという名前の通常の3倍くらいありそうなくらい大きなオクラなどを紹介していました。自分で実際に食べてみた感想なども発表していました。
5人目は八ッ場ダムについての発表です。
八ッ場と書いて、やんばと読みます。水陸両用バスでツアーに実際に行ってみて感じたことや、八ッ場ダムの歴史、ダムはなんのためにあるのかということを発表していました。
発表が終わった後は大きな拍手をみんなで贈ります。発表者は緊張しますが、あたたかい雰囲気が伝わってきます。
この先の発表も、楽しみです。
2月14日(月)総合「国際理解」発表~Part3~
2月14日 この日3年生の総合は引き続き発表です。
今回も楽しくて、興味深い、でも考えさせられる発表がたくさんあったので紹介します。
〇1人目は水についての発表です。
「水」は限りある資源であり、大切にすべきです。使い方を工夫して節水を心掛け、意識することが大事です。
最後に、水に関する格差のことも話していました。
重い課題ですが、心に響く、考えさせられるメッセージだと思いました。
〇2人目は動画でネパールティーのおいしい入れ方の発表でした。
砂糖はすきなだけ入れていいそうです。(笑いが起きていました)
〇3人目はパシュトゥー語の書き方についての発表です。
最初の導入部分で「多文化共生」について話をしていました。ほかの国を知ること、理解することで「共に生きていくこと」につながると言っていました。そこで、この発表の本題のパシュトゥー語の書き方につながっていきます。
表記はアラビア文字と・・・(ここまでは誰でもわかります簡単ですけどと言いいましたが、みんなで大笑いしながらわかんないわよ~とつっこみを入れました)
パシュトゥー独自の音をあらわす8文字を使っているそうです。
難しいけれど、そうなんだともっと知りたいと思えるような発表でした。みなさんも「知らなかった」と言いながらよく発表を聞いていて、導入の「多文化共生」に一歩近づいた気がしました。
〇4人目はベトナムの料理、「ゴーイクオン」の作り方の発表です。
動画の途中に、注意点や、ポイントが書いてあり、わかりやすい動画でした。
日本語学習中の生徒ですが、日本語で一生懸命伝えていました。
〇5人目はSDGs17の目標のうち、5番「ジェンダー平等を実現しよう」についての発表です。
「大統領、管理職、パイロットなどで思い浮かべるのは男性ですか女性ですか」「では、家事や子供の世話で思い浮かべるのは?」と、質問し、みんなで考えながらすすんでいく発表でした。
みんなが顔を上げて考えています。引き込まれる良い発表でした。
どの発表も本当に興味深く、また考えさせられたり、楽しくて引き込まれるような良いものばかりでした。