2021年4月の記事一覧

4月30日(金)春の音色がきこえてきました

4月30日 3年生の音楽の授業にお邪魔してきました。

この日の音楽は、①校歌の練習②ドレミの歌③花④指揮をしてみようと、内容が盛りだくさんでした。

学校では年間を通して校歌は結構聞こえてきますが、授業として校歌を教わるのは新年度のこの時期ならではだなと、春を感じました。

ドレミの歌では、音楽に合わせてイラストをみながら練習していました。

「花」は、滝廉太郎作曲の歌です。日本人にはなじみ深い曲ですが、初めて聞いた人も多かったと思います。

言葉の意味を教えてもらいながら、みなさんも春の情景を想像して学んでいました。美しい歌ですね。

桜はもう散ってしまいましたが、あたたかい日も増え、授業でも春を感じた1日でした。

 

4月28日(水)元気なあいさつが響いています

4月28日 陽春分校でも他の中学と同じように1時間目が始まる前(始まりの会)で健康観察をしています。

陽春分校にはいろいろな国の人がいますが、健康観察は日本式です。

先生から名前を呼ばれて出欠確認をとると同時に「はい、元気です」「ちょっと眠いです」などその日の体調を報告します。

働いてから学校に来る人もいて、少し疲れた様子が見えるときもあります。

でも健康観察の「はい、元気です!」という返事で、気持ちを整えて「授業頑張ろう」という気持ちがうかがえます。

先生方も、いつもみなさんの「はい、元気です」を聞いて、元気をもらっています。

始まりの会の司会は日直の仕事ですが、前に出たりするお仕事は少し緊張しますよね。

でも、普段うまく日本語を使えない生徒も、上手に司会をしています。

「今日も一日頑張ろう!」と思わせてくれる日直の皆さんに感謝です。

4月27日(火)理科の授業、盛り上がっていました

4月27日 理科の授業はいつもとても興味深いのですが、この日もとても惹かれる内容でした。

電流(電気の流れ)とは?と、題して、さまざまな器具を使って実験をしながら学習していました。

電気が通っているのが目でみえるととてもわかりやすかったです。

「お~!すごい!」という歓声が上がって、みなさんの反応がとてもよかったです。

バチバチという電気が流れている音に驚きましたね。

和気あいあいと授業している雰囲気が素敵でした。

4月26日㈪ 文部科学省の人が見に来てくれました

4月26日 「文部科学省」の人が陽春分校を見に来てくれました。

「文部科学省の人が学校を見に来る」ということは、なかなかあることではありません。

それだけ「夜間中学校」「陽春分校」が注目されている、ということです。

夜間中学校は、平成28年12月に通称「教育の企画確保法」という法律ができて、注目を集め始めました。

1947年、夜間中学校は、昼間の中学校を卒業していない人のために大阪で生まれました。現在全国で34校「夜間中学校」があります。そう、夜間中学校の歴史は、70年以上あるのです。そんな歴史がある夜間中学校が4年前に「転機」を迎えます。「教育の企画確保法」ができたことによって、中学校を卒業していない人だけでなく、様々な理由で学校にあまり通えなかった人など多くの人が入ることができるようになったのです。「夜間中学校」の存在が、見直されたのでした。千葉県松戸市にある「みらい分校」と「陽春分校」は、その法律ができてから初めて生まれた「夜間中学校」です。歴史は浅いですが、他の夜間中学校とは意味合いが違う学校であります。

文部科学省の人は

「法律ができて初めてできた学校が3年目を迎えて、どうなっているのか」

などを見に来てくれました。

陽春分校の生徒は、いつも通り、真剣に、そして、楽しそうに学習に取り組んでいました。

今の皆さんを見ていると、

だれが来ても、だれが見ても、「陽春分校っていい学校だなあ」と思ってもらえると思います。

ぜひ、これからも今まで通りの皆さんでいてくださいね。

 

4月23日㈮ 新型コロナウイルス感染症についての講演会がありました

4月23日 皆さんにとっても1年以上問題になっている「新型コロナウイルス感染症」ですが、

改めて考える機会を設けるための講演会がありました。

講師は、陽春分校の学校薬剤師の先生でした。

講演会では、飛沫がどれほど実際に飛ぶのか、ボールを投げたりクラッカーを使ったりしました。

また、実際にどれほどアルコールはどれほど使って手を消毒すればよいのかなど、アルコールを使う実践的なものもありました。

とてもわかりやすい講演会だったと思います。

ぜひ、この講演を聞いた内容を今後の生活に生かしてくださいね。

 

4月22日(木) 「なるほど」と思う社会の授業でした

4月22日 この日の3年生の社会科の授業は「地理」でした。C教室では「地球のすがた」について世界地図や地球儀を見ながら学習していました。地球の真ん中を横切っている線、「赤道」や縦に見た時の基準の線「本所子午線」について学んでいました。私も思わず「なるほど」と、みなさんと同じ反応をしながら授業を受けさせてもらいました。

4月21日(水)内科検診が行われました

4月21日 この日は内科検診が行われました。本校は大人の人が多いため、持病をもっていたり、背中が曲がっている人も少なくありません。学校医さんが学校で生活する上で、困るようなことはないか丁寧に検診をしてくださいました。体のことでつらいところ、気になるところなど丁寧に聞き取って相談にのっていただきました。学校医さんから「はい、異常なしですよ」といわれて安心した様子でした。

 

内科検診での自分の順番を静かに待つ態度、すばらしかったです。

4月20日(火)通常授業2日目でした。

4月20日 通常授業も2日目になりました。この日の理科は電気の帯電の勉強をしていました。ストローを2本布でこすって静電気を発生させます。ストロー同士を近づけるとどうなるか、片方をプラスチックの棒にすると結果がかわるのか、実験をしていました。「なんでー?」「どうしてこうなるの?」というみなさんの反応がとてもよかったです。

体育ではドッジボールや筋トレをしていました。日本では大人気のドッジボールも初めての人が多く、最初は恐る恐るプレイしていました。でも、慣れてくると積極的にボールを投げたりキャッチしたりと、和気あいあいと授業を受けていました。

4月19日(月)通常授業が開始しました

4月19日 この日から通常の4時間授業が開始しました。体育では体ほぐしをしていました。「ちょっと痛いかも~」と言いながら、みなさん無理せず頑張っていました。久しぶりの運動だという声も聞こえましたが、みなさん準備体操のラジオ体操もばっちりできていましたね。その調子でけがなく、楽しんで授業がうけられると良いですね。

4月16日㈮ 避難訓練がありました

4月16日 避難訓練を行いました。最初の15分、「地震の恐ろしさ」「地震が起きた時の対応」「地震により火事が起きたときの対応の仕方」などを映像で学習しました。その後、実際に避難をしてみたのですが、「大人」が多くいる陽春分校の生徒たちは、先生の指導のもと、静かに素早く避難をしていました。

日本人にとって「避難訓練」は、小学校の時からやっていることなので特別な意識はないと思います。しかし、外国で幼い頃を過ごした人たちは、驚く人がいます。特に、地震がない国で小中学校を過ごした人たちは、今回行ったような避難訓練を経験したことがない人が何人もいました。万が一、地震や火事が起きたときは、今回の経験を生かして避難をして自分たちの命をしっかりと守っていきましょうね。

 

4月15日(木) 面談をしています

4月15日 現在、新入生を中心に面談をしています。

陽春分校に入学する生徒は、いろいろな思いを抱えながら「学習したい」と思っている人が多いです。

国籍・年齢も様々なので、先生たちはいろいろと事情を聴いたうえで生徒理解に努めています。

今回聞いた面談内容を生かして、生徒の皆さんと1年間過ごしていきたいです。

 

4月14日(水)通常授業を開始しました

4月14日㈬ 通常授業がこの日から始まりました。この日は3時間でいつもより短い授業でしたが、みなさん積極的に、和やかに参加をしていました。

新入生はすこし緊張していた様子ですが、周りのクラスメイトに助けてもらったりしながら学習を進めていました。

はやく授業に慣れると良いですね。

4月13日(火)学級写真撮影・新入生校内めぐりが行われました

4月13日 この日は学級写真撮影・個人写真撮影を行いました。みなさん良い笑顔でした。

そして、新入生に校内の案内をする校内巡りを行いました。

先生に学校の使い方を説明してもらいながら、学校の中を歩きまわりました。

陽春分校は、迷路のような作りになっていますのでわかりにくいと思いますが、

早く慣れるといいですね。

 

 

 

4月12日(月) オリエンテーションが行われました

4月12日(月) この日はオリエンテーションを行い、先生たちの自己紹介や学校のルールなどを聞きました。

1年生から3年生まで全校生徒で参加しました。生徒のみなさんは、先生たちの自己紹介をうんうんとうなづきながら和やかなムードでよく聞いていました。学校のルール説明はメモをとったりしながら真剣に聞くことができていました。

休み時間には、久しぶりに会った他学年の友達のところに行って楽しそうに話していました。多くの生徒がソーシャルディスタンスを保ちながらしゃべっており、新型コロナウイルス対策の意識の高さがうかがえました。

4月9日(金)入学式が行われました

4月9日(金)第3回入学式が行われました。

緊張した様子の新入生たちでしたが、呼名のときには元気に返事をしていて、みなさん「これからがんばろう」という意気込みが伝わってきました。

それぞれ目標をもって入学してきたと思います。

先生たちはみなさんの目標が叶えられるようにサポートしていきます。

新入生のみなさん、一緒にたくさんのことを学んでいきましょう。これからよろしくお願いします。

4月8日(木) 始業式が行われました

4月8日(木)短かった春休みも終わり、昨年まで在校していた生徒、今年度から在籍する生徒が一堂に集まって始業式を行いました。

緊張した面持ちの新入生、久しぶりに友達と会えて思わず笑顔になる在校生、みなさん元気な様子がみれて安心しました。

おしゃべりをせず、校長先生のお話や先生たちの紹介をしっかりと聞いている態度がとっても立派でした。

式中は緊張感が漂っていましたが、式が終わって安心したのか、退場後はこっそりと手を振りあっている様子もみられました。

新型コロナウイルスが蔓延する中、先生たちも無事に始業式を迎えることができてホッとしました。今年度もまた1年間、よろしくお願いします。

3月26日㈮修了式でした

修了式では、校長先生からのお話がありました。
校長先生がお話の中で「マスクをしていても笑っているのが分かります」とおっしゃっていたように、生徒はしっかりと顔を上げ、時には頷きながらしっかりと話を聞いていました。

その後は、国語や美術、皆勤賞などの表彰が行われました。
表彰される生徒はみなさん、堂々としていて立派でした。他の生徒から自然に拍手が起こる場面もあり、仲間たちのがんばりをたたえる態度も素晴らしかったです。

修了式の後には、2年生から高校に進学するために陽春分校を離れる生徒の、お別れ会を兼ねた学年集会が行われました。
一緒に日本語を学んで来たクラスの生徒が司会を行ったり、感謝と激励の言葉を送ったりました。
どの生徒もメモを見ずに覚えて日本語で話していて思いが伝わりました。他の生徒たちも温かい雰囲気で見守っていました。
最後に2年生の仲間たちからのメッセージや写真を添えたアルバムがプレゼントされ、受け取った生徒は驚きながらも嬉しそうでした。


大変な1年でしたが、生徒のみなさんの笑顔やがんばる姿に、教員側もたくさん励まされました。

4月から高校へ進学するみなさん、進級するみなさん。
新しい環境、新しいクラスでも、いろいろなことに一生懸命取り組み、仲間たちと楽しい学校生活を送っていきましょう。

3月25日㈭学習支援員のお別れの日でした

この日は、外国の生徒のサポートや英語の授業のサポート、学校内の消毒などをしてくださっていたスクールサポーターさんがいらっしゃる最後の日でした。

英語や体育の授業を中心にいろいろな授業でお手伝いをしていただきました。
いつも明るく和やかに生徒たちとお話してくださり生徒たちも、いつも楽しそうに話していました。

最後の英語の授業でも、毎回授業の始めに歌っている『英語のドレミの歌』を歌いました。
スクールサポーターさんはとてもきれいな声と発音でお手本を歌ってくださり、生徒たちもそれに近づけるように頑張って歌っていました。
少人数ですが、みんなで声を合わせて歌ったドレミの歌はとても良い出来で、みんなも満足そうでした。

帰りも「ありがとうございました」「楽しかったです」と多くの生徒が名残惜しそうに挨拶をしていました。

陽春分校はいろいろな方の協力のもとで成り立っていることを実感しました。
本当にありがとうございました。